食事介助~楽しく食事をするために~

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食事はお腹を満たすだけでなく、美味しく楽しく食べたいものです。しかし、嚥下障害や認知機能障害などの原因で一人で食べられない場合、食事をするのに介助が必要となる人もいます。その際、食事介助方法を間違えると、食事をするのにも苦痛を感じてしまいます。楽しく食事ができるために、食事介助のポイントについて説明します。

高齢者の食事の特徴

加齢によって、身体に様々な影響が生じ、食事場面にも現れます。まずは、身体に起こる変化を正しく理解し、その人の状態に合った食事を提供しましょう。

味覚の変化

味を感じる味覚細胞である味蕾が減少し、塩味や甘みの感覚が低下して、濃い味付けの物を好んで食べるようになります。

噛む力の衰え

歯を失ったり、顎の力が衰え、柔らかいものを好むようになります。食べられるものの幅が狭まり、栄養にも偏りが生じてしまいます。

飲みこみにくくなる

食べ物が飲みこみにくくなったり、気管に入りやすくなって、むせ込みやすくなります。ひどくなると誤嚥性肺炎の原因となります。

胃腸の働きが低下する

消化吸収器官である胃や腸の機能が低下し、消化不良や下痢をしやすくなります。腸の動きが低下することによって便秘の原因となります。

食事を始める前に気をつけること

それでは、食事介助のポイントを説明します。楽しく安全に食事をするためには事前の準備が大切で、この食事前の準備をすることで、誤嚥性肺炎の危険性も軽減することができます。

事前に排泄を済ます

トイレを我慢していては食事に集中することができません。お部屋で食事をする場合は、においなども残っていないか確認します。排泄の匂いが残っていると食欲が低下してエしまいます。

食事しやすい環境づくり

テレビがついていたり、騒がしい場所では集中して食事をすることができません。食事を始める前の環境にも気を遣いましょう。

口腔ケア・口腔体操

嚥下障害がある場合、口の中に汚れが残っている状態で誤嚥してしまうと、細菌が気管に入り、誤嚥性肺炎のリスクが高まります。食事前にうがいや歯磨きを行い、口の中を清潔にしておく必要があります。
口腔体操も、食事を美味しく食べるのに有用な方法です。口腔体操を行うことで、唾液の分泌が増したり、むせにくくなるのでぜひ活用してみましょう。

食事中の姿勢

食事中の姿勢も誤嚥を予防するために重要です。椅子に座れる人は深く椅子に座り、足の裏は床にしっかりと着けます。頭は後ろに反らないように顎は軽く引くようにしましょう。テーブルが高すぎると食事内容が見えなくなり、食欲が落ちるだけでなく、食べにくくなるので、自分で食べる意欲も削がれてしまいます。テーブルの高さは、テーブルに乗せた肘が90度くらい曲がるくらいの高さが良いとされています。
ベッド上で食事をする人は、身体や本人の希望合わせてリクライニングの角度を45~70度前後に調節します。腰はベッドの折り目にしっかりと合わせ、膝は軽く曲げ、必要に応じて後頭部の後ろに枕やクッションを置き、首が後ろに反り過ぎないようにしましょう。

食事中に気を付けること

食事の前に水分を摂り、口の中を湿らせておきます。介助者は同じ目線で介助ができるように座って行います。立って食事介助を行うと誤嚥のリスクにつながります。1回の食事量はティースプーンに軽く一杯くらいが目安で、飲みこみを確認するまで急かさないようにします。主食・副食・水分とバランスよく与えるようにしましょう。食事に30分以上時間がかかってしまうと疲れてしまうので、なるべく30分以内に終了しましょう。

食事終了後

食事終了後は摂取量を確認します。残っている場合があれば、何が残ったのか、その料理の特徴を記録しておくと、その方の食事の嗜好や傾向が見えてきます。食後は義歯を洗浄したり、歯磨きを促して、口腔内を清潔にします。食事の後はすぐに横にならず、胃や食堂からの逆流を防止するためにも、食後30分は座っているようにしましょう。

楽しく美味しく食事をしよう

食事介助は、基本的には食事の度に行われるものですが、介助方法を誤ると、介助される人が食事をするのが苦痛に感じてしまいます。食事介助のポイントをしっかり押さえて、食事を楽しんでもらいましょう。

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