介護のIT化で業務効率改善

公開日:2019年06月17日

更新日:2019年10月07日

厚生労働省が推進している生産性が上がる介護のIT化

昨今の介護業界では慢性的な人手不足が影響し、業務時間内に介護記録が記載できないという介護事業所も多いのではないでしょうか。記録は相手がいる業務ではないため、やむを得ず残業…なんていうこともよく耳にします。IT化が進む時代の流れに伴い、厚生労働省は2018年の介護保険改正でICT化の導入の推進を明言しました。介護業界でIT化を進めることについてメリットやデメリットについて解説します。

介護のIT化!?そもそもICTやIoTって?

介護のIT化と言われてもピンと来ないかもませんし、ICTやIoTなどいろんな言葉があって訳がわからないですよね。
頭が混乱しないためにも言葉の説明を先にしておきます。

まずITとは「Information Technology(インフォメーションテクノロジー)の略語で「情報技術」のことでコンピューター技術全般を指します。

IoTとは「Internet of Things」(インターネットオブシングス)といい、モノとインターネットのことです。
一言でいえばインターネットとモノを繋ぐことを指します。
スマホを使用し自宅から遠隔でエアコンの電源をONにできたり、掃除機をかけることができるのは、IoTの発達によるものです。

ICTとは
「Information and CommunicationTechnology」
(インフォメーションアンドコミュニケーションテクノロジー)の略語で「情報通信技術」と言われているものです。
介護ではIT化やICT化と表現されていることがあり、どっちなの?と思うこともあるかもしれませんが、IT化もICT化も同じであると捉えていただいて問題はありません。

では、次の項で介護をIT化することによるメリットやデメリットについてご説明していきます。

介護のIT化のメリット

IT化のメリット 1.介護業務の効率化 2.人件費の削減 3.情報共有の簡便化

介護の現場でIT機器を導入すると、少ない人員であっても効率よく業務を行えるだけではなく、人件費の削減や、部署内外の情報共有が容易にできるなど色々なメリットがあります。それぞれのメリットについて解説します。

介護業務の効率化

紙媒体での記録では、バイタル測定の際に数値をメモ書きしたのち、改めて清書をするという二度手間を強いられますが、IT化することにより手間が省けます。
たとえば、IoT対応の電子血圧計で血圧を測定するとします。
その血圧計と介護記録アプリのiPadを連動させていると測定と同時に本体の記録システムにデータを送信することが可能になり、改めて記録する必要がなくなります。
記入された時間も正しく記録されるため、情報の正確性も保証されます。

人件費の削減

IT機器を用いれば、業務中にiPadやスマホでの介護記録の記載が可能になります。
介護記録はクラウド上で管理されているサービスが主流なため、利用者様の気になったこともスタッフ間で共有できるようにしておけば、申し送りの時間を短縮することも可能になるのです。
これまで業務外に行っていた記録も業務内に終わらせることができるようになると、人件費の削減になります。

情報共有の簡便化

介護記録ソフトやIT機器を用いることで、事業所内外の情報共有が容易になります。事業所内の場合は、必要な情報や申し送りの内容などパソコンで簡単に調べることができます。事業所外の場合は、データを直接他事業所に送信したり、iPadなどのIT機器を媒介として担当者に介護情報を提示することができます。
また、国保連への提出書類もIT機器で簡単かつ見やすい書式で送信することができます。もちろん介護保険請求の計算もIT機器で行えます。
とはいえ、個人情報の取り扱いには注意が必要です。

IT化のデメリット

IT化のデメリット 1.機器に慣れる必要がある 2.導入コストがかかる 3.個人情報漏洩の危険

IT化はいいことばかりではありません。IT化に移行するにあたっていくつかのデメリットもあります。IT化の弊害についても紹介します。

IT機器の操作に習熟する必要がある

介護業界で働く人は若い人ばかりではありません。パソコンやIT機器の利用に対して苦手意識を持っている人も多いです。IT化するにあたり、一人ひとりの職員にIT機器の使用方法や介護記録ソフトの操作方法を覚えてもらう必要があります。それを負担に感じてしまう人が少なからずいることを忘れてはいけません。そのため、導入する前にそれぞれの習熟レベルに応じた研修を十分に行っておく必要があります。また、どのレベルの人にも使いやすい機器の選定も重要になってきます。

機器導入コストがかかる

介護記録ソフトやIT機器を導入する場合、導入時の費用だけでなく、月々の費用が別途かかってきます。介護記録ソフトやIT機器の種類によってかかる費用は違ってきますが、運転資金についても考慮していく必要があります。
最近ではITやICTの導入を検討している小規模もしくは中小企業の介護事業所に対して経費の一部を補助する「IT導入補助金」という制度もあります。対象となっている介護記録ソフトを導入することで導入資金を節約することも可能です。

個人情報漏洩のリスクがある

施設内では大丈夫かと思いますが、訪問介護事業所で介護記録ソフトを導入した場合、外出先でiPadを紛失してしまう可能性もゼロとは言えません。
iPadにパスコードを設定はもちろんのこと、不測の事態に介護記録の個人情報が漏洩してしまう可能性がゼロとは言えないため、IT化に伴い個人情報保護に関する規定を定めておく必要があるでしょう。

まとめ

2025年には要介護者に対して介護士の数が34万人も不足するといわれています。慢性的な人材不足が続く介護業界にとって、業務効率の改善は早急に対処すべき課題です。
ICTを活用することで、業務効率の改善や離職率の低下、介護の質の向上にも繋がります。
あなたもぜひIT化の取り組みに積極的な職場で働きませんか?
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