重度障がい者等包括支援とは?
常に介護を必要とする方で、コミュニケーションをとる事が困難な障がい者のうち、四肢麻痺や寝たきり状態の障がい者および、他にも介護の必要度が高い方に対して、「居宅介護」「重度訪問介護」「同行援護」「行動援護」「生活介護」「短期入所」「共同生活援助」「各種自立訓練」「就労移行支援」「就労継続支援」の10種類のサービスを計画に基づいて包括的に提供するもので、これらの様々なサービスを組み合わせて手厚く支援する事により、たとえ最重度の障がいをお持ちの方でも、安心して毎日の日常生活または社会生活が持続できるように提供する障がい福祉サービスです。
特徴
障がいの状態が常に要介護状態である方や、知的障がいや精神障がいにより行動上著しい難を有する方、そして障がい程度区分が区分6(障がい児においては区分6相当の心身状態。
また、サービスの種類ごとに事業者が受け取れる額が決められており(報酬基準)、その報酬額の1割が利用者負担となり、別途食費・日用品費などの実費負担があります。
重度障がい者等包括支援サービスを提供するすべての施設は、24時間連絡対応可能で、専門医を有する医療機関と協力体制があることが特徴となります。
業務内容
訪問での業務・入所での業務に関わらず、一般の障がい者施設のように生活援助や指導支援を行います。さらに、重度障がい者等包括支援サービスの利用者は、四肢の麻痺など重度の障がいをお持ちのため、身体の介護全般が必要となります。
入浴介助や食事介助、排泄介助、オムツ交換、清拭更衣など、その日の利用者さんの状態に合わせて介助を行うため、マニュアルはあれど、臨機応変に対応することが必要となるでしょう。
また、寝たきりの利用者さんも多いため、訪問でのサービス提供を行っている施設が多い傾向にあります。
その場合は普段の業務に加えて、送迎もスタッフが行う施設が多く、車いすやストレッチャーによる移動などの身体介助が必要となります。
そして問題行動や他害行動を未然に防ぐためにも、会話が可能な人にはちゃんと会話で対応し、意思の疎通が困難な場合はしっかり観察し、状況を把握して、利用者に合ったコミュニケーションを取ることも、大切な業務内容の1つと言えるでしょう。
求人について
四肢の麻痺などの理由により、寝たきりで自宅介護を受けている利用者が多いため、「重度訪問介護」での求人が多い傾向にあります。
入所施設での募集もありますが、重度障がい者等包括支援サービスを受ける利用者さんであれば24時間介護が必要なため、ほとんどの施設で夜勤があります。
そのため、続けて長く勤務できるスタッフが少なく、非常勤や派遣での募集を行っている施設が多い傾向にあります。
募集数は少ないですが、正社員を目指すのであれば「夜勤必須」であることを心に留めておく必要があるでしょう。
訪問介護を行っている施設での勤務となると、普通自動車免許が必要になる場合があります。さらに、車いすやストレッチャーを載せた状態での移動がメインとなりますので、大きい車両(ハイエースなど)がスムーズに運転できる運転技術を求められる施設も多いでしょう。
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