施設入所支援とは?
24時間体制の施設に入所する障がい者につき、主に夜間において、入浴・排せつ・食事等の介護や、生活に関する相談・助言、その他必要な日常生活上の支援を行う、障がい福祉サービスの1つです。
定員が最低でも30名ほどで、多い施設では80、100名という大所帯で集団生活がメインとなる、昔ながらの障がい者施設でのサービスの事を指すことが多いです。
自立訓練または就労移行支援を受けている方であって、入所しながら訓練等を実施する事が必要かつ効果的であると認められる方や、他にも、地域におけるサービス提供体制の状況や、やむを得ない事情で通所による訓練を受けることが困難な方が対象となります。
日中活動である生活介護と併せて、こうした夜間等におけるサービスを提供することで、障がいのある方の日常生活を全面的にバックアップする事ができるサービスです。
特徴
障害程度区分が4以上(50歳以上のであれば区分3以上)の方が対象になります。例外として障害程度区分が4より低い方でも、指定特定相談支援事業者によるサービスなど利用計画案の作成手続きを経た上で、市区町村が利用の組み合わせの必要性を認めた方も対象となります。
自立支援法から日中支援とは別の形態となっており、ほとんどの利用者は同施設の日中支援サービス(生活介護・就労継続支援B型など)を利用しているが、外部の通所施設などを利用している人もいるようです。
介護、介助を必要とする方に、医療、訓練、福祉の連携のもと、利用者個々のライフスタイルに応じた生活介護サービスを入所施設で提供する事が大きな特徴といえるでしょう。
業務内容
高齢者の介護とは違い、障がいを持つ方の支援になりますので、その方の持つ障がいに合わせた対応をし、現在の生活をサポートする必要があります。
主に夜間等の勤務のサービスとなりますが、業務内容は日中の生活介護とほとんど変わらず、入浴や排せつ、食事や着替えの介助、そして健康管理などが主な業務になります。
他にも、利用者が就寝された後に報告書などの事務作業をしながら、日中使用した衣類の洗濯や見守りを兼ねた巡回をし、その際に眠れなくて問題行動を起こす方への服薬を促す対応などが必要になります。
日中と比べて利用者の体調の変化に気づきにくいため、より一層注意して見守らなければなりません。利用者の体調不良など、もしもの時はすぐに、夜診のある医療機関と連携を取り、対応しなければなりません。
求人について
最近では集団生活を強いられる障がい者支援施設よりも、共同生活援助サービスと連携して、一人暮らしのような生活ができるサテライト型のグループホームが主流になりつつあります。
そのため、施設自体が少なくなっており、求人数も少なくなっている傾向にあります。ですが、地方ではまだまだ大所帯の入所施設が根付いており、求人も少なからずあるようです。しかしながら、都心部でも求人は少なからずありますので、施設入所支援サービスを提供する施設で働きたいとお考えの方は、こまめに求人をチェックし、根気よく探してみることがポイントです。
施設入所支援サービスを行っている施設では、ほぼ夜勤のある職場環境となり、日勤帯と比べると就業時間も長くなります。休憩や仮眠時間が設けられていても、なかなかゆっくりととることができないというマイナス面もありますが、大所帯での施設勤務により、様々な障がいを持つ方と接することができるため、知識や経験の幅も広がり、よりスキルアップできる環境にあると言えるでしょう。
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