介護支援専門員(ケアマネージャー)気になる仕事内容と魅力とは!?

更新日:2020年06月13日

公開日:2019年12月04日

介護支援専門員(ケアマネージャー)気になる仕事内容と魅力とは!?

ケアマネージャーの資格取得を検討している皆さん!
ケアマネージャーって具体的にどんな仕事をするかご存知でしょうか?
このコラムではケアマネージャーの詳しい仕事内容や魅力などをご紹介していきます。
ケアマネージャーの役割を知ったうえでぜひ受験を目指してみてください!

まず、ケアマネージャーとはどんな資格であるのかを説明していきます。

介護支援専門員(ケアマネージャー):どんな資格?

ケアマネージャーは、介護保険制度が始まった2000年に誕生した資格。
一般的に【ケアマネージャー】と言われていますが、正式名称は【介護支援専門員】といいます。
国家資格と間違えられることが多いですが、各都道府県が管轄しケアマネジメントをおこなう公的資格にあたります。
ざっくり説明しますと介護保険制度の利用者と家族、サービス事業者、医療機関などと調整、連携を取りながら支援を必要とする人が自立した生活を送れるようにサポートする仕事です。

「介護サービスのコーディネート職」ともいわれる介護支援専門員ですが、具体的にどのような仕事や活躍の場があるのでしょうか?
介護支援専門員の仕事内容と主な職場をご紹介します。

ケアマネージャーの資格についてより詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
<<介護支援専門員(ケアマネージャー)ってどんな資格?>>

介護支援専門員(ケアマネージャー)の仕事内容

1. ケアプランの作成と介護給付費の管理
介護支援専門員の役割は、要介護の方が適切な介護サービスを受けられるよう、状態に応じたケアプランを立てることです。
ケアプランの作成には、課題の把握(=アセスメント能力)が求められます。
要介護者の現状の課題を把握し、一緒に目標を決めて、その達成状況を観察しながら把握していく必要があります。
また、要介護者が介護サービスを利用するなかで発生する介護給付費の管理も、介護支援専門員の重要な仕事です。

2. 要介護者と介護サービス事業所の間の調整役
介護支援専門員のもう1つの役割が、要介護者と介護サービス事業所を繋ぎあわせることです。
介護サービスを提供する場所は、訪問介護や通所介護などさまざま。
多くの選択肢の中から、要介護者が希望通りの事業所を見つけることができるよう情報を提供し、サポートをします。
また、要介護者が直接介護サービス事業所に伝えづらい要望などを、介護支援専門員が代弁して伝える、調整役としての役目もあります。

また、ケアマネージャーの中には4種類の働き方があります。

■居宅ケアマネージャー
「居宅介護支援事業所」が職場であり、介護サービスを受けている利用者の自宅を訪問します。
仕事内容としては、要介護1以上の利用者のケアプランを作成したり、担当利用者の自宅を月1回は訪問していきます。
訪問時、困っていることや心身の状態をヒアリング・確認します。
1人のケアマネージャーが担当する利用者は標準35人と規定されており、40人を超えると報酬の減額なども予想されます。

■施設ケアマネージャー
高齢者施設に入居する要介護1以上の高齢者のケアプランを作成します。
基本的な仕事内容は居宅ケアマネージャーと似ていますが、施設に所属しているため居宅ケアマネージャーよりも心身の状態を間近で見ることができます。
また、介護職員や看護職員も同じ現場で働いているため連携が取りやすいです。
施設ケアマネージャーは100人の入居者に対し最低1人と義務付けられており、施設の利用者すべてを1人で担当することも少なくありません。

■地域包括センターケアマネージャー
地域の高齢者住民の心身の健康・生活安定のために必要な援助を行います。
要支援1・要支援2の高齢者には介護予防ケアプランを作成、介護予防のためのサービスを利用する支援をします。
要支援や要介護になる可能性が高いと判断される高齢者には、介護予防ケアプランの作成や健康の維持・増進に向けて運動機能を向上させる教室の紹介などの取り組みを行います。
また、介護保険を使わない元気な高齢者の相談や、地域の高齢者問題にも目を向けていくため、知識や経験が必要になります。

その他、主任ケアマネという資格もありますが、これについて詳しく書いているコラムがありますのでご参考ください。
<<主任介護支援専門員>>

介護支援専門員(ケアマネージャー):主な職場は?

ケアマネージャー主な職場は?

ケアマネージャーの主な職場は、大きく分けて「居宅介護支援事業所」または特別養護老人ホームなどの「介護老人福祉施設」です。

それぞれの職場によって、ケアマネージャーの業務は若干異なります。
たとえば、居宅介護支援事業所に勤務する場合、在宅の要介護者のケアプラン作成や、通所介護への紹介などの調整業務が主な仕事です。
一方、介護老人福祉施設で勤務する場合は、調整業務の仕事はありません。
その代わり、施設行事の参加や利用者の送迎など、ケアマネジメント以外の業務にも携わる可能性が多くあります。

介護支援専門員(ケアマネージャー):どんな人が向いてる?

■コミュニケーション能力がある人
介護支援利用者やその家族、医療関係者、自治体、福祉関連営業者などと関わりながら様々な問題に取り組んでいかなければなりません。
スムーズに業務をすすめていくためにも的確なコミュニケーションを取ることが必要になります。
また、発信能力よりもヒアリング能力の方が大事であり、利用者の希望や相談にのる、寄り添って親身になって聞き入れることが大切です。
人付き合いなど、人と接することが好きな人には向いているでしょう。

■複数業務への柔軟性
複数の介護施設や介護職員と予定を調節して会議を開くなど連携を取りながら、企画立案、スケジュール管理、ケアプラン作成、各種申請書類の作成など一度に多くの仕事をこなしていかなければならないことも多くあります。
そのため、利用者やその家族への対応、各機関との交渉、事務処理などそれぞれの業務に的確に対応していく柔軟性が求められます。

上記の2つ以外にも事務作業をする際はパソコンを使用するため、パソコンのスキルも必要になります。
多くの業務を進行する上でパソコン業務に不慣れであったら効率が下がってしまうのでスキルを身に着けておくことが大事です。
また、介護保険制度は5年ごとに見直され、都度新しい情報を取り入れつつ業務に反映していかなければならないため、常にアンテナをはっておく必要があります。

では、ここから介護支援専門員の資格を取得することで得られる、2つの大きなメリットをみていきましょう。

介護支援専門員(ケアマネージャー)取得の魅力やメリットは?

■給料アップやキャリアアップへとつながる
ケアマネージャーは、いきなり資格を取得して始められる仕事ではありません。
つまり、ケアマネージャーの資格を取得しているということは、介護職員としての実務経験を積み、さらに専門的に介護知識を学んだ証になります。
実際にケアマネージャーとして仕事ができるようになれば、ケアマネージャーとしての経験が積めるのはもちろんのこと、資格手当の上乗せや、さらなるキャリアアップの選択肢も広がるチャンスとなります。
また、資格の知名度が高いため、履歴書に記載することで評価をされやすく、就職や転職時にも有利になるでしょう。

■仕事とプライベートの両立が可能
ケアマネージャーの主な仕事である、要介護者の自宅への訪問やケアプラン作成などの事務作業は、基本的に日中に行います。 
介護職員のように夜間勤務の必要がないため、結婚や子育てでライフスタイルに変化があっても、続けやすい仕事といえます。
また要介護者の自宅への訪問は、自身の都合で調整することも可能なため、自由度が高い働き方ができます。
介護職でのキャリアアップとプライベートを両立させたい方には、大きなメリットといえるでしょう。

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さいごに

ケアマネージャーは介護サービス利用者と家族、事業所などをつなぐ大切な架け橋。
介護に直接携わるのではなく、要介護者と介護サービス事業所の双方をサポートするケアマネージャーの役割はとても重要で、大きなやりがいを感じられるでしょう。
高齢化が進む日本において、ケアマネージャーの活躍の場や需要は今後も増えていくはずです。
活躍の場が多いケアマネージャーの受験を考えてみてはいかがでしょうか?

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※掲載情報は公開日あるいは2020年06月13日時点のものです。制度・法の改定や改正などにより最新のものでない可能性があります。

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