詳しく知りたい!介護医療院ってどんな施設?

公開日:2020年02月18日

更新日:2020年06月13日

どんな施設?介護医療院

介護職の皆さん、介護医療院という施設はご存知ですか?
「聞いたことはあるけれど内容までは…」「介護施設?病院?」など施設の中身までは詳しく知らない方も多いはずです。
そこで、介護職の皆さんが介護医療院はどんな施設なのか詳しく分かるようにまとめてみました。
転職をお考えの方や、いろいろな施設に関して知りたい方はぜひご参考ください。

ではまず、介護医療院の内容について詳しく説明していきます。

介護医療院ってどんな施設?

介護医療院は2018年4月に新しく創られた介護施設です。
以前までは「介護療養型病床」と「医療療養病床」の2つの病床に分かれていましたが、使い分けが曖昧なことや医療施設であるのに対して介護保険が適用されるなどの課題がありました。
そこで「介護療養型病床」と「医療療養病床」2つの良さを取り入れて創られたのがこの「介護医療院」です。

介護医療院は主に、日常生活の身体介助や生活支援をはじめ介護療養型施設で行われている日常生活介護に加え「日常的な医学管理」「看取りやターミナルケア」といった医療的ケアを行える施設。
簡単にいうと、要介護者に対する長期療養のための医療と日常生活の介護を一体的に提供することを目的としている施設です。

介護療養型病床とは・・・病院や診療所の病床のうち、長期にわたる治療を必要とする要介護者に医学的管理のもと介護を行う施設。必要な医療などを提供します。
医療療養病床とは・・・容体が比較的安定している方の退院に向けた医療をする施設。

「介護医療院」では以下の【医療的サービス】と【介護サービス】が提供されます。

医療的サービス
・喀痰吸引
・経管栄養
・点滴
・在宅酸素
・褥瘡のケア
・注射など薬の処方
・看取り、ターミナルケア

介護サービス
・食事、排泄、入浴介助
・レクリエーション
・機能訓練
・その他の日常生活援助

生活上の介護を行うだけではなく、レクリエーションを提供するなど病院とは少し違った要素を持つ施設となっています。

介護医療院にはどんな特徴があるでしょうか?

介護医療院の特徴

・看護スタッフによる喀痰吸引や経管栄養などの医療行為が実施できるため、従来の介護施設のケアスタッフには対応できない部分を強化できる
・病院に併設していることが多く、容体が悪化してもすぐに関連病院に受け入れてもらえる場合も多い
・リハビリ職員が配置され、生活機能向上のリハビリを受けることができる
・長期療養に対応しており、入所者が最期までいることができる

介護の力だけでは心配な面を、医療が補うということが一番の特徴ではないでしょうか。

上記の介護医療院の入所者に施されるサービス内容やメリットを見てみますと、医療が必要な高齢者であれば誰でも入所出来るように思えますがそうではありません。
では、実際にどんな人が利用できるのでしょうか。

どんな人が利用できる?

介護医療院は【I型】と【II型】の2種類に分かれています。
【I型】【II型】共通して利用できるのは要介護認定を受けている要介護1~5までの人です。
(要介護認定は64歳以下で特定疾病を抱えている場合も要介護認定の申請ができます)

【I型】には容体が急変するリスクが高い人、身体合併症を有する認知症の高齢者が対象となります。

【II型】は【I型】と比べて容体が比較的安定している人が対象となります。
入居者の家庭復帰をリハビリなどでサポートします。

介護医療院の人員基準

介護医療院には、医師、薬剤師、看護師、介護士、リハビリ専門職、栄養士がおり【I型】【II型】それぞれの施設に決まった人数が配置されています。
下の表をご覧ください。

人員  I 型II型
医師 入居者48人に対し医師1人入居者100人に対し医師1人
薬剤師入居者150人に対し薬剤師1人入居者300人に対し薬剤師1人
看護師入居者6人に対し看護師1人  入居者6人に対し看護師1人
介護士入居者5人に対し介護士1人入居者6人に対し介護士1人
リハビリ専門職理学療法士/作業療法士/言語聴覚士:適当数
栄養士:入居者定員100人以上:1人以上
医師の宿直宿直あり-(基準なし)

【I型】【II型】の人員基準に多少違いがでるのは、受け入れる入居者の容体が異なるからです。また、【II型】の施設でも医師の宿直がある場合も。

ここまで介護医療院の特徴や内容について説明してきました。
さいごに介護医療院で働くとどんなメリットを得られるのかを紹介します。

介護医療院で働くメリットとは?

介護医療院メリット

・介護はもちろん、多職種と共に働くので、医療ケアを学べたりリハビリの知識を得られる。
・他職種との連携が大切なのでコミュニケーション能力やサポート力が身につく。
・医師や看護師がいるため、入居者の急変時も安心して対応できる。
・入所者の看取り介護など、なかなか経験できないこともできるためスキルアップに繋がる。

介護と医療両方の知識を兼ね備えている職員は非常に貴重な存在なのではないでしょうか。

まとめ

介護医療院は高齢者施設のなかでも医療の存在が大きく、入居者もその家族も安心できる施設であることが分かりました。
介護職で多職種と関わることはここまで多くないと思うので、介護職でスキルアップを目指したい、他の専門知識を増やしていきたいという方は介護医療院への転職も考えてみてはいかがでしょうか。

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