介護職員基礎研修ってなに?くわしく解説!

公開日:2020年03月17日

更新日:2020年03月17日

詳しく解説! 介護職員基礎研修

資格の取得をお考えの介護職員さん、介護の資格には以前「介護職員基礎研修」という資格があったのをご存知でしょうか?
この資格は現在の介護の重要な資格でもある「介護福祉士 実務者研修」の元になった資格です。
このコラムではその「介護職員基礎研修」についてご紹介します。
ぜひ資格取得の参考にしてみてください。

はじめに、介護職員基礎研修の内容について説明していきます。

「介護職員基礎研修」とは?

施設・在宅介護を問わず介護職員の専門性・資質の向上を目的として2006年度に創設された研修です。
しかし、2012年度にホームヘルパー1級と介護職員基礎研修が廃止され一本化されました。
以前は、様々な経験や資格から介護福祉士の受験資格が得られましたが、「介護福祉士としての水準を満たすほどの知識や技術が担保できているのか?」という批判が起きていました。
そこで介護福祉士という資格の専門性や質を高めるため、ホームヘルパー資格と介護職員基礎研修を廃止し、「介護職員初任者研修」「実務者研修」が創設されたという次第です。
また、介護職員のキャリアパスを介護職員初任者研修→実務者研修→介護福祉士へと、わかりやすい仕組みに変更する目的もありました。

介護職員基礎研修では、ホームヘルパー養成課程に、現場で重要度が増している科目「社会福祉援助技術」「認知症の理解」「医療・看護との連携」などより専門性を追求した分野の学習ができました。
さらに、ホームヘルパー1級課程の上位資格に位置付けられていたため修了後は訪問介護事業所において訪問介護計画の作成や訪問介護員に対する技術的な指導などをおこなう「サービス提供責任者」に就くことも可能でした。

続いて、介護職員基礎研修が廃止された後に代わりとなって創設された「介護福祉士実務者研修」について説明します。

介護福祉士実務者研修とは?

かつての「ホームヘルパー1級」や「介護職員基礎研修」に相当する資格で、2013年に新しく制定されました。
実務者研修は介護を必要とされる利用者さんに、より良質な介護サービスを提供するため、幅広い分野の介護知識と実践的な介護技術の習得を目的として実施されています。
また、2016年度より介護福祉士国家試験の受験資格に変更があり、3年以上の実務経験と合わせて、実務者研修を修了していることが義務づけられました。
介護現場などでは実務者研修と略している場合もありますが、正式名称は【介護福祉士実務者研修】です。

実務者研修についてはこちらで詳しくご紹介しています。
<<介護福祉士実務者研修について>>

つぎに、介護福祉士実務者研修の資格を取得するとどんなことが出来るようになるのでしょうか。
見ていきましょう。

介護福祉士実務者研修の資格取得でできること

介護福祉士実務者研修の資格取得でできること

・特定の医療行為が出来るようになる
実務者研修では、さまざまな介護の分野について学習していきます。
なかでも以前までは医師や看護師でなければできなかった、「たん吸引」や「経管栄養」について学ぶことができます。
病院に限らず高齢者が多い介護施設によっては、たん吸引などを実施しなければならない場合があります。
今後も高齢者は増加していくといわれており、実務者研修を修了していれば、自身の仕事の幅も広がると考えられるでしょう。

・サービス提供責任者として働ける
サービス提供責任者になるには、原則として実務者研修を修了することが条件とされています。
そのため、実務者研修を修了していることで、介護職員としてさらなるキャリアアップが望めます。
サービス提供責任者とは、ケアマネージャーが作成した介護プランをもとに介護サービスの計画を立てたり、ヘルパーへ指導を行ったりすることが主な仕事で、介護保険法で定められた正式な職業名です。
介護施設に配置が義務づけられている職業となっているため、高齢化が進む現代において、介護分野に必要不可欠な存在となっており、需要も高まっています。
なかでも訪問介護事業所では、実務者研修資格を持っていないサービス提供責任者が在籍していると介護報酬が減ってしまい、売り上げが減少します。
その面も含め、実務者研修修了者はとても貴重な存在だといえるでしょう。

サービス提供責任者について詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
<<サービス提供責任者とは?>>

ここから、介護職員基礎研修の資格を取得した人が実務者研修を受ける際の免除科目についてお伝えします。

介護職員基礎研修:資格取得後の免除科目について

2016年度からは「社会福祉士及び介護福祉士法」の改正により、実務経験3年以上で「喀痰吸引等研修」と「介護職員基礎研修」の両方を修了していれば実務者研修修了者と同様に介護福祉士の受験資格となります。
介護職員基礎研修の修了者が実務者研修を受講する場合は、過去に受講している研修内容は免除されますが、新しく加わった医療的ケア(喀痰吸引等研修)と医療的ケアの演習を受ける必要があります。
医療的ケアは50時間、医療的ケアは演習のみのため短期間で受講を修了できるのと、受講科目が少ないため費用もおさえることができます。
ちなみに、介護の経験や資格もない方が実務者研修を受講する場合は、全科目450時間+医療的ケアの演習が必要になります。

まとめ

介護職員基礎研修 まとめ

現在は廃止され実務者研修にかわった介護職員基礎研修ですが、介護の仕事には欠かせない重要な資格であったことには違いありません。
また、介護職員基礎研修の取得だけでは介護福祉士の受験資格にならず、実務経験ルートで介護福祉士を目指す方は実務者研修の免除科目以外の受講と喀痰吸引等研修の受講が必要であることが分かりました。
実務者研修を取得すると介護福祉士の資格取得に限らず、現場で使える知識も増えますので取得していて損はないでしょう。
今後、介護の資格取得を考えている方はぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。

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