デイサービスってどんなレクリエーションをしているの?

公開日:2020年04月27日

更新日:2020年06月13日

デイサービスってどんなレクリエーションをしているの?

介護の仕事でもあるレクリエーション。
利用者に楽しんでもらうだけではなく、健康維持や脳を活性化させる効果もあります。
今回はデイサービスにおけるレクリエーションのアイディアについていくつかご紹介していきますので、「レクリエーションがマンネリ化してきた」「いいアイディアが思い浮かばない」という方はぜひ参考にしてみてくださいね。

まずは、レクリエーションはどんな意味をもつのか、なぜレクリエーションをおこなうのかということから説明していきます。

レクリエーションの意義

今後、デイサービスを利用してみようか考えている方が施設のパンフレットなどを取り寄せて目を通してみると、1日のスケジュールを紹介する欄に「レクリエーション」と記載されていることが多くあると思います。
実際にこのレクリエーションは何をする時間なの?と疑問に感じる方もいるでしょう。
意味から説明するとレクリエーションとは、「re=再び」「create=作る」が合わさった言葉です。ここから、「再びつくる、元気を回復する」という意味に転じ、多くの高齢者施設や福祉施設等では積極的にレクリエーションの時間を設けるようになりました。
レクリエーションを通じて、余暇を個人や集団で活動を行うことにより自発的にゆとりや楽しみを創造することができるという概念に基づき、各施設では利用者の趣味や体力、持久力等に合わせたレクリエーションを検討し提供しています。

ここからは、レクリエーションの一例を紹介し、そこから期待できる効果についてお伝えしていきます。

脳トレーニングなど頭を使うレクリエーション

人の「知りたい、表現したい」という知的欲求に応えるプログラムです。
脳トレにはパズルや謎解き、計算、ゲームにおけるかけひきなどオセロなどのボードゲーム、しりとり、なぞなぞなどがあります。
その中で「しりとり」について簡単なレクリエーションを紹介します。

やり方

「テーマ付きしりとり」
普通のしりとりでは飽きてしまう方も多いので、テーマを決めてしりとりをしていきます。
例えばテーマを「食べ物」にしばることで、「食べ物」だけではなく「それに続く言葉」も考えなければいけないのでとても頭を使うことになります。

食べ物しりとり

その効果

高齢者が脳を使って楽しむ活動は脳の働きを活性化させるだけではなく、認知症を遅らせたり、予防の効果もあると言われています。
ゲームを通じて考えたり、次はどの手が良いか判断したり、対戦相手に挑戦するというプロセスは特に脳の活性化に良い刺激になることが分かっています。

体操など体を動かすレクリエーション

体を動かすレクリエーションは筋力を保つ方法として取り入れられています。
このレクリエーションには、体操、ダンス、ボーリング、風船バレー、輪投げ、ボール運びなどがあります。
そのなかで「ボーリング」について簡単なレクリエーションをご紹介します。

やり方

「ペットボトルボーリング」
普通のボーリングはおこなえないのでペットボトルを利用していきます。

名前の通り、ピンの代わりにペットボトルを10本用意します。
少し重さを出すために水を50mlくらい入れておくといいでしょう。
ボールは利用者が持ちやすいようなビーチボール、またはスポンジのような柔らかい素材でできているものを用意します。
転んでしまう可能性があるので椅子に座って投げてもらいましょう。
ピンと椅子の距離は1.5m~2mくらい。
ピンに点数を付けてもいいかもしれません。点数を数えたりすることでさらに頭を使います。

ペットボトルボーリング

その効果

人には「身体を動かしたい」という身体的な欲求があると言われています。
年齢と共に思うように身体が動かしにくくなった場合や車いす生活になった場合でも同様に、身体を動かすことは心身機能のリフレッシュにつながります。
また、無理のない範囲で身体を動かすことは身体機能の維持や回復、寝たきりの予防にも効果があります。
昼間に身体を動かすことで夜の睡眠にも良い効果をもたらし、ひいては生活リズムを整えることにも役立つと言われています。

手芸など手や指先を使うレクリエーション

手や指先を使うと右脳が働くと言われています。
なかでも指先を使うおりがみ、ぬりえ、手芸(裁縫)。手を使う料理、書道、フラワーアレンジメントなどがあります。
そのなかでぬりえを元にした簡単な「ちぎり絵」をご紹介します。

やり方

「ちぎり絵」
ちぎり絵というと土台のイラストを作らなければいけないので大変と思う方もいると思いますが今回は「ぬりえ」の土台になるイラストで貼り絵をしていきます。
ちぎり絵の土台は、インターネットなどで探すとフリー素材の塗り絵台紙があるのでそれをコピーするのをおすすめします。
いろ紙を用意し、利用者に好きなようにちぎってもらい台紙にある形に沿って自由に貼ってもらいます。
ちぎって貼ることで指先や脳に刺激を与えます。

ちぎり絵

その効果

手芸や料理など物を作ったり、貼り絵やおりがみなどをして手先の細かな動きを促すことは脳の活性化に効果がある点と、制作に取りかかるといつか完成した時の達成感を味わうことができる点において、アクティブな利用者に人気の高いレクリエーションと言えます。
生きがいの時間が持てるようになったと生きる意欲が高まる利用者も多いようで、このレクリエーションの特徴でもあります。

音楽療法など音を取り入れたレクリエーション

音楽には鎮静的機能・刺激的機能を持ち、演歌や童謡、カラオケといったレクリエーションがあります。
気分が沈んだときには明るい音楽を聴いて情緒を安定させたりと感情をコントロールしてくれる作用をしてくれます。
そのなかで簡単に「カラオケ」についてのレクリエーションをご紹介します。

やり方

「カラオケレクリエーション」
準備するものは、歌詞カード、カラオケ音源や歌の入ったCDなどです。
歌詞カードに関しては、有名な曲であれば歌詞はインターネットで載っているので、文字を大きくしたりと利用者が見やすいように作成しましょう。
※歌詞などには著作権など関わることがありますので注意してください。

歌詞を見ながら歌ってもらってもらうのもいいですが、何回か歌った後に、歌詞の一部を空にしたカードを渡して、記憶力ゲームをしてみても盛り上がります。
誰もが知っている歌なら多くの方が参加できますし、カラオケ設備などがあれば使ってみるとさらに盛り上がるでしょう。

カラオケレクリエーション

その効果

レクリエーションの大きな目的に「気晴らし」や「楽しみ」、「気分転換」が挙げられます。
音楽を聴くと心動かされるという人は多く、昔懐かしい曲が流れるとその時代を思い出すということは誰しも経験したことがあるかと思います。
その当時を振り返り昔話に花を咲かせたり、音楽に合わせて一緒に歌ったり、自分の歌声を披露して拍手をもらうという音楽を通じた経験は、脳を活性化させ、ストレスを発散できます。また、数人の利用者とおこなうことで、楽しみやあの頃の思い出を共有できるというだけでも十分リフレッシュ効果がありますが、同時に歌う時に空気を胸いっぱいに吸い込むことで心肺機能も活性化させてくれます。そして、安眠効果もあるともいわれています。

季節のイベントや外出などのレクリエーション

季節のイベントは、施設によって春のお花見、秋の紅葉狩り、七夕やクリスマス会など、通常のデイサービスプログラムとは異なる特別行事を提供していることが多いです。
また、外食や喫茶店でコーヒーを飲むといった外出レクのプログラムもある施設も。
(外出レクの際に必要な施設の入場料や外食の費用は、基本的に入居者の実費負担)
ここでは季節のイベントのなかで「節分」に関しての簡単なレクリエーションをご紹介します。

やり方

「節分レクリエーション」
節分であっても豆をまけない施設もあると思います。その代わりに豆に見立てたもので代用しましょう。

~豆づくり~
利用者には、豆の代わりに新聞紙を丸めてもらい、小さいボールを作ってもらいます。(1人10個程度)

~鬼のお面作り~
インターネットなどで鬼のぬりえのフリー素材を探しコピーします。
利用者に好きなように色を塗ってもらい、できたものを画用紙などの厚い紙に貼り、形に切り取ってお面を作ります。
お面の耳あたりに穴をあけてゴムを通すと完成です。

職員にお面をつけて鬼役をしてもらい、豆の代わりに作った新聞紙ボールをまいて鬼退治をし、無病息災を祈りましょう。
ボールを丸めたり色をぬることで手先を使う作業が増えます。
節分の気分を味わってもらうことが大切です。

鬼の面、豆をまかれている面をつけた介護職員

その効果

入院生活を長く経験したり、在宅で一人過ごすことが多くなった高齢者は月日や季節の移り変わりに疎くなる傾向があります。
また、日ごろはデイサービスへの参加意欲を保ちにくい人であっても、行事は楽しみにしていて必ず参加することも少なくありません。
こういった特別な1日を定期的に用意することで四季を感じることができ、生活にメリハリが生まれます。
意欲的に参加できる環境であるからこそ新しい興味が生まれたり、新しい人間関係が広がるという効果が期待できます。
また、外出レクを行う目的として引きこもりの防止や生活意欲の向上、ストレス解消などがあげられます。
普段は施設の中で過ごすことが多い入居者にとって、外出することにはさまざまな効能があります。そのなかでも介護予防や認知症予防に繋がるという点が挙げられます。
また、要介護状態ではない方は、外に出ることで足腰を鍛え、健康の維持・増進を図ることができます。それにより、要介護状態になることを予防できます。
数人でいくことにより孤独感の軽減にも繋がるでしょう。

これまでのレクリエーション以外にも、幼稚園の園児などとの交流で、子どもたちとの触れ合いの機会を設けたり、犬や猫などのアニマルセラピーを行う施設もあります。

レクリエーションを行う際の注意点

これまで紹介してきたレクリエーションにおいて注意しなければならないポイントを
ご紹介します。

・安全に配慮する
利用者にいきなり体を動かしてもらうことは、事故やケガのもととなるため、しっかりと 準備体操をしましょう。
また、参加する利用者に対して、進行や見守りを行う介護職員が不足するケースも考えられますので広い視野をもっておこなってください。
椅子に座った状態でできるレクリエーションを導入することが1つの対策になります。

・レクリエーションのレベルを考える
認知症でも大人の意識は残っています。
あまりにも子どもっぽいゲームでは、馬鹿にされているように感じてしまい自尊心を傷つけてしまう利用者もいるので控えましょう。

・無理強いをしない
本人がやりたくないと感じているときは、本人の意思を尊重することが大切です。
参加するように求めすぎると、ストレスを感じるようになり、レクリエーションの場から遠ざかる原因にも繋がってしまいます。

まとめ

デイサービスにおいて提供されるレクリエーション活動の一部とそれらがもたらす効果について紹介しました。
しかし、レクリエーションの提供方法は施設により異なります。
1日のプログラムとして組み込んでいる施設もあれば、デイサービスで何をして過ごすかは利用者主体で決めてもらい職員はあくまでそのお手伝いをするというスタンスをとる施設もあります。
大切なのは、利用者に合ったサービスを提供してくれる施設を選ぶことと言えますね。

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