要介護について

公開日:2020年04月17日

更新日:2020年06月13日

車いすに乗る高齢者と介護士

要介護について

一般的に介護保険を利用したサービスを受けることができるのは原則として65歳以上の高齢者(第1号被保険者)ですが、65歳を過ぎれば誰でも即介護サービスを利用できるというわけではありません。介護保険を利用して介護サービスを受けるためには、お住まいの市区町村窓口にて申請を行いしかるべき調査を受けた上で要介護認定を受ける必要があります。
介護保険では、要介護1~5の5段階、もしくは要支援1または要支援2で認定を受けるか、審査の結果日常生活において何ら介護の必要が生じていない場合は非該当認定を受けることになります。介護サービスを提供する事業所はお住まいの地域にもたくさん存在するかと思いますが、介護の必要が生じた際には事業所と直接契約をするのではなくまずは介護認定を受ける手続きが必要になりますので覚えておきましょう。

要介護と要支援って?その違いとは

要介護とは、現時点において介護サービスを必要とする状態を指します。要介護認定を受けると、在宅生活の維持が難しい場合には施設に入所して介護サービスを受けることもできるようになりますし、本人や家族の希望に合わせ在宅生活を維持しながら居宅介護サービスを選択することも可能になります。要介護認定は要介護1が最も介護度が軽く要介護5が最重度という認定になります。認定の結果が示す要介護者の状態は以下の通りです。

要介護1:日常生活はほぼ一人でできるが部分的に介護が必要な状態

要介護2:要介護1に加え、歩行や食事などの日常動作にも部分的に介護が必要な状態

要介護3:日常動作でほぼ全面的に介護が必要な状態
認知症を患っている場合は問題行動が露呈している状態

要介護4:日常生活全般において介護なしでは日常生活が困難な状態

要介護5:生活全般に全面的な介護が必要で介護なしには日常生活が送れない状態

介護保険を利用した場合、毎月の保険料の他に利用した介護サービスの費用1割を負担しなければなりません。残りの9割は保険でまかなわれるというシステムです。
しかし、介護サービスの費用1割を支払えば無制限にサービスを受けて良いわけではなく、介護保険を利用して受けることができる範囲(保険で残りの9割を負担してもらえる限度)が設定されています。例えば、要介護1の方は、1か月の支給限度額が16万5800円であるのに対し、要介護5の方は、35万8300円と高額に設定されています。これは要介護度が高いほど日常生活全般においてより多くの介護サービスを受ける必要が生じる状況に対応しているというわけですね。

一方で、同じように介護認定の申請を行った結果、要支援の認定を受ける場合があります。要支援とは、現時点において介護の必要が生じていないものの、将来的には要介護状態になる可能性があり今のうちから支援をするのが妥当な状態を指します。病気や事故などによって身体に著しい不自由が生じなくとも誰しも加齢に伴って身体機能は衰えてくるものです。要支援認定を受けた方は、その速度を緩やかになるべく長く健康な状態を維持することを目的とした介護予防のための支援を受けることができるようなります。
要介護者と要支援者では利用できるサービスの内容が少し違ってくるのですが、最も大きな違いは施設に入所してサービスを受ける施設サービスを要支援者は受けることができない点にあるでしょう。これは、要支援の状態においては施設に入所しなければいけないほどの状態にないことに起因しています。ただ、要支援者も短期間だけ施設に入所するショートステイは利用することができますので覚えておきましょう。

いずれにしても、認定結果が受けることのできるサービスの内容や量を左右することがお分かりいただけたかと思います。介護保険の再認定は半年単位で行われますが、その間に要介護者の状態が変化した場合には要介護区分の見直し申請を行うことができますので相談されると良いでしょう。また、認定時に思っていたよりも要介護度が低く納得いかない場合は、認定結果通知を受け取ってから60日以内であれば再審査の申し立てをすることも可能です。この場合もまずは、市区町村窓口に相談に行かれると良いでしょう。

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