高齢者こそペットと暮らそう。もしもの場合もペットは安心して暮らせる!?
高齢者の健康にペットが有効なのを知っているけれど、もしものことを考えると飼えないという方も多いのではないでしょうか?
実はそんな高齢者に向けて、将来もしものことがあった場合でも、ペットが安心して暮らせるサービスがあります。
ペットが高齢者におすすめの理由と、安心して飼えるその理由をご紹介します!
ペットが高齢者におすすめの3つのワケ
①「記憶力」の維持
ペットを飼っていればごはんやおやつを与えます。どれくらいあげるのか、何時にあげるのかなど、日常的に記憶しますよね。実は、そのような記憶の反復が、脳に良い刺激を与えます。ペットのお世話をすることが、記憶力の維持・向上に働きかけるのです。②「運動」の頻度が増える
毎日、もしくは週に何度かペットと散歩に行くことで、運動の頻度が増えます。室内犬や猫でも、ごはんを与えるために立ち上がったり、トイレ掃除を行ったりなど、運動頻度が増えます。運動頻度が増えることで、心身共に健康になります。③「会話」の頻度が増えて孤独感や不安感が解消
犬や猫とは、一見会話ができないように思うかもしれません。しかし名前を呼んで、ペットが反応するだけでも、コミュニケーションは成り立っているのです。また一緒に遊んだり、眠ったりすることもコミュニケーションになります。今まで、1人暮らしをしていてコミュニケーションを取る機会が少ないという高齢者ほど、効果は大きく現れます。孤独感や不安感の解消につながります。ペットを飼うことで、上記の3つの良い効果が現れます。実はこの3つは、認知症予防に重要な項目なのです。ペットを飼うことで、図らずとも認知症予防ができるのです。もちろん、健康維持、孤独感の解消など、心身共に良い効果があるのです。もしもの時も安心!?ペットと入居できる老人ホーム
高齢者がペットを飼うことについての懸念は、「もしものことがあったらペットの世話をどうしよう」ということではないでしょうか?
そのような懸念から、ペットを飼うのに踏み出せないという方も多いと思います。
そんな高齢者のために現在では、ペットと一緒に入居できる老人ホームが登場しています。
小鳥や金魚など鑑賞用の小動物であれば、全国に多数みられるようになりました。また犬や猫などのペットが受け入れられる施設は、まだまだ少数ではありますが、みられるようになりました。
将来のことに備えて、ペットと入居できる老人ホームを検討しておいても良いかもしれませんね。
逆パターン!?ペットが入居できる「老犬ホーム」も登場
近年では、ペットが入居できる月額制の「老犬ホーム」も登場しています。月額相場は3万円となっています。
一見、「ホームに預けるなんてかわいそう」と感じてしまうかもしれません。しかし実際ペットは、ホームで質の高い飼育サービスを受けられます。
老犬ホームによっては、自然豊かな環境や、ペットが走り回れるグランドを持っているホームがあります。
また専門のスタッフによる、手厚い世話を受けられるので、犬はストレスなく暮らせます。
もちろん老犬ホームとしても側面もあります。年老いた犬の、リハビリや介護まで責任を持って行ってくれます。
飼い主はペットの余命が来るその日まで、安心して預けられるのです。
都市型の老犬ホームを利用すれば気軽に面会に行ける
都市型の老犬ホームもあります。自宅から近いホームに預けられれば、面会にも行きやすいのではないでしょうか?
自分でお世話をできなくなったけれど、週末に面会に行くのが生きがいになっているという高齢者もいるのだとか。
もし散歩に連れて行けなくなったり、ごはんやトイレの管理ができなくなったりしてしまった場合には、老犬ホームを検討するのも良いかもしれませんね。
亡き後に里親を探してくれるサービスもある
他にも、飼い主亡き後に企業やNPO法人が仲介し、里親を探してくれる信託サービスが登場しています。
こちらのサービスも有料なので、利用する場合は、事前に一定の金額を信託銀行や、信託会社に預けておく必要があります。
もし、ペットの世話を引き継ぐ家族や親戚がいない場合は、このようなサービスを利用することで、将来の心配をせずともペットを飼えます。
もし金銭的に余裕があるのであれば、このようなサービスを検討してみてはいかがでしょうか?
ペットを飼って心も体も健康に
ペットを飼うことは、高齢者にとって非常におすすめできます。健康寿命が長くなれば、将来的にかかる医療費も、周りの心労も軽減されます。
もし最後まで面倒をみられるか心配であれば、今回ご紹介したサービスを利用するという方法もあります。
ペット共に心も体も健康に暮らしてみてはいかがでしょうか?
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※掲載情報は公開日あるいは2023年04月09日時点のものです。制度・法の改定や改正などにより最新のものでない可能性があります。