更新日:2020年06月13日
公開日:2020年04月22日
これから介護の仕事に就きたいと考えている皆さん。
介護助手・介護補助ってご存知ですか?
これは有資格者の介護職員をサポートしていく仕事で、実際どんな役割があるのか詳しく知らない方もいるはずです。
そこでこのコラムでは介護助手・介護補助の
■特徴
■業務内容
■なる方法
■メリット
についてご紹介していきます。ぜひお役立てください。
はじめに、介護助手・介護補助の特徴について説明していきます。
介護助手・介護補助とは、介護福祉士らが専門的業務に専念できるよう、サポートしていくスタッフのことを指します。
施設により「介護補助者」、「介護補助員」と呼ばれていることもあります。
介護助手・介護補助のスタッフは有資格者である介護福祉士とは違い、身体介護は行いません。
しかしながら、介護の仕事へ就くには資格がいると考える方も多いですが、介護助手・介護補助では資格がなくても就くことができます。
次に、介護助手・介護補助の業務の内容を具体的に説明していきます。
介護助手・介護補助は、初任者研修や介護福祉士などの資格を持つ介護スタッフが専門的な介護業務に専念できるよう、サポート業務をこなします。
業務内容としては
・利用者の話し相手
・清掃・片付け
・ベッドメイキング
・食事の配膳
・趣味活動の手伝い
・見守り
・認知症の方への対応
などが挙げられます。
前述したように介護助手・介護補助は、利用者の身体に直接触れる排せつや入浴、食事などの身体介助を行うことはありません。
そのため介護職員よりも身体的負担が少なく、働ける活力のあるご高齢者や無資格の方、介護に興味がある方でも始めやすい仕事となっています。
現在では介護助手・介護補助の人員増加で業務が効率化し、介護の質も上がってくるのではないかと期待されています。
さらに、介護人材を確保するために、中高年齢者や若者、女性、障がいをお持ちの方など幅広い人材の雇用も促進しているのです。
続いて、介護助手・介護補助になるためにはどうしたらいいのでしょうか、見ていきましょう。
介護助手・介護補助は無資格・未経験でもすぐに始められます。
最近では介護助手・介護補助として働きたい方のために、無料で講座を開催している自治体や研修を行う介護施設も増えてきました。
それでも不安な方は、まずボランティアから始めてみるのもよいでしょう。また、最近では未経験で介護職に就く方のために「入門的研修」という研修も新設されました。
入門的研修に関しては、こちらのコラムに情報が詳しく載っていますのでぜひご覧ください。
<<入門的研修>>
では、実際にどんな人が介護助手・介護補助として活躍しているのでしょうか。
身体介護などの専門的な業務がない分、身体への負担が少ないことからまだまだ現役として働くことのできる60代や70代の方の就業も少なくありません。
介護が必要である利用者には、年齢の近いスタッフが身近にいることで安心感につながります。また、利用者の助けになることで魅力ややりがいを感じることができるでしょう。
さらに、体力によって働き方を考えることができ、例えば「午前中のみ」などといった短時間勤務も可能な現場が多くあります。
さらに元気なお年寄りの方だけではなく、若い世代や子育て世代からも注目されている仕事でもあります。
理由としては、子どもの保育園の時間や家庭の都合に合わせて働けるように、短時間で勤務が可能だからです。
また、業務のなかでは普段している家事を仕事として活かすことができるからです。
子育てで長時間就業することが困難な方でも、考えやすい仕事なのではないでしょうか。
最後に、介護助手・介護補助をおこなうにあたって得られるメリットについてご紹介していきます。
・未経験でも就業が可能、スキルアップを目指せる
介護助手・介護補助の働き始めは、掃除や片付けといった簡単に始められる業務が多いです。介護助手として体を慣らしていき経験を重ね、できることが増えていくとさらなるスキルアップを目指すことができます。
スキルアップとして介護職員初任者研修や実務者研修を受講すれば、身体介護などの専門的な介護業務ができるようになり、さらには国家資格の介護福祉士へとキャリアアップも目指せます。
・再就労の機会になる・介護予防になる
定年退職などで退職し、再び働くことを目指している高齢者にとって介護助手・介護補助が普及すれば就労範囲が広がるというメリットがあります。
また、再就労し体を動かすことで健康維持や認知症予防にもつながってきます。
実際に将来高齢者施設を使用することになったときにも、就労時の介護情報が役立つでしょう。
・介護士(身体介護可)が業務に専念できる
身体介護以外の補助的な作業を介護助手が担当することで、介護職員の負担が軽減します。また、専門性の高い業務に時間をかけられることで、介護業務の質の向上も期待できるでしょう。
・身近な人の介護に活かせる
自分が得た介護スキルをプライベートで活かすこともできます。
もしも家族が介護を必要とした時に、介護のスキルや知識を活かして適切な判断を下せるここができれば今後高齢化社会で生活していくうえでのメリットとなります。
介護助手・介護補助についてご理解いただけましたか?
無資格・未経験で介護職に就きたい方はこの段階を踏むことをおすすめします。
しかし、未経験で何も知らずにいきなり飛び込んでいく勇気が持てない方は、介護の基本である初任者研修などの資格取得を通じて基礎知識を備えておくのも良いでしょう。
将来的に介護職を続けるのであれば、介護助手や介護補助の仕事から徐々に慣れていき、スキルアップを目指すことも重要です。
高齢者の暮らしを支える介護助手・介護補助は、とてもやりがいがある仕事ですのでぜひ考えてみてはいかがでしょうか。
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※掲載情報は公開日あるいは2020年06月13日時点のものです。制度・法の改定や改正などにより最新のものでない可能性があります。