介護業界における訪問マッサージってなに?詳しく解説します!

公開日:2020年07月08日

更新日:2020年07月08日

介護業界における訪問マッサージってなに?詳しく解説します!

介護業界で必要とされ需要が増えつつある「訪問マッサージ」。
この仕事をするためにはあん摩マッサージ指圧師の国家資格が必要です。
では、どうしたら訪問マッサージ師として働けるのでしょうか。本コラムでは訪問マッサージとはどんな仕事なのかということから働くメリットなどについて詳しく解説していきます。
これから介護業界に関わる方、訪問マッサージに興味のある方はぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。

はじめに、訪問マッサージとは何かというところから見ていきましょう。

訪問マッサージとは?

病気やケガ、加齢などで何らかの障害を抱えてしまい外出ができず病院や治療院などに行けない方を対象に「あん摩マッサージ指圧師の国家資格」を持ったマッサージ師が自宅や施設などに訪問して施術を行うサービス です。
基本的に器具は使わず、自然治癒力や免疫力を高めることを目的としてあん摩指圧マッサージを組み合わせた施術をおこないます。
具体的には筋力維持や向上、脳梗塞や脳出血で麻痺や拘縮がある方のための関節可動域の維持や拡大、むくみやしびれがある方のための血液やリンパ液の循環の改善、強度なコリや疼痛がある人のための痛みや筋緊張の緩和をしていきます。
また、訪問マッサージは「医療擬似行為」となるため、軽い捻挫や打撲などの急性のケガの場合、医師の同意書があれば健康保険が適用されます。

あん摩マッサージの施術に関しては介護分野だけでなくスポーツ分野でのコンディション調整や、美容やリラクゼーション分野でも活用されています。

続いて、実際に訪問マッサージをおこなうために必要な資格の内容について見ていきましょう。

訪問マッサージ:おこなうための必要資格は?

訪問マッサージをおこなうためには 必要な資格など

訪問マッサージをおこなうためには、公益財団法人東洋療法研究試験財団によって実施される「あん摩マッサージ指圧師の国家試験」に合格しなければなりません。
また、この試験は誰でも受けられるものではなく、受験資格を得るために文部科学大臣が認定したあん摩マッサージ指圧師の養成課程がある大学、または厚生労働大臣が認定した専門学校で3年から4年学び修了する必要があります。

試験概要については下記をご覧ください。

【試験時期】
毎年2月(年1回)

【受験資格】
文部科学大臣が認定した大学または、厚生労働大臣が認定した専門学校を修了した者(3年から4年)

【試験科目】
医療概論、衛生学・公衆衛生学、関係法規、解剖学、生理学、病理学概論、臨床医学総論、臨床医学各論、リハビリテーション医学、東洋医学概論・経路経穴概論、あん摩マッサージ指圧理論、東洋医学臨床論

【受験手数料】 
11600円

【合格基準】
150点満点中、90点以上

【合格率】 
80%

あん摩マッサージ指圧師になるための専門学校は全国に21校のみで、1つの学校につき30名程しか受け入れることができないので国家試験の合格よりも受験資格を得るほうが大変だと言われています。

次に、訪問マッサージ師として働くメリットについて見ていきましょう。

訪問マッサージ:メリット

■感謝の言葉をもらえる
訪問マッサージとして働く最大のやりがいは、自分が施術したことにより沢山の方を元気にさせられることです。
施術当初は思うように動かず辛そうにしていた利用者が、施術していくうちに体が楽になっていく様子を間近で見ていることで喜びを味わうことができるでしょう。
さらに、自分がスキルアップし患者さんのさまざまなニーズに応えることができたときにはやりがいも感じられます。

■ケアマネージャーを目指せる
あん摩マッサージ指圧師を取得して5年以上の実務経験を積むとケアマネージャー(介護支援専門員)の受験資格を得ることができます。
また、試験の一部が免除されるので受験が有利になるでしょう。
あん摩マッサージができてケアマネージャーの資格を持っていることであれば就職できる範囲も広がります。

■一生モノのスキルが手に入る
あん摩マッサージ指圧師は国家資格であるため、一生使うことができます。
たとえ何かの理由で辞めることになっても資格を持っていることで再び活用することができるでしょう。

ここまで訪問マッサージのメリットについてお伝えしました。
さいごに、訪問マッサージとよく間違われる「訪問リハビリ」についてご紹介していきます。

訪問マッサージと訪問リハビリのちがい

訪問マッサージと訪問リハビリのちがい

訪問リハビリは要支援・要介護者が在宅や施設で日常生活を送るために、身体の機能の回復や維持するリハビリテーション(機能訓練)のことです。
対象者は要支援・要介護者で、医師から日常生活を送るためにリハビリの必要性を認められた方。
訪問マッサージはあん摩マッサージ指圧師が施術をしていましたが、訪問リハビリは理学療法士等がリハビリやマッサージを担当します。
立ち上がりや歩行、姿勢保持、車いすなどへの移乗、トイレ動作や入浴動作、着替えなどの日常生活におけるさまざまな動作を行えるようにリハビリをするもので、そのために必要な筋力の低下予防と改善のためにマッサージも施されます。
基本的に介護保険が優先で利用されますが、末期の悪性腫瘍やパーキンソン病関連疾患など20ある医療保険の「厚生労働省が定める疾病等」に該当する場合は、医療保険が適用されます。
訪問マッサージと訪問リハビリは、組み合わせて利用することもできるので利用者の症状や状態に合わせることが大切です。

さいごに

訪問マッサージについて解説してきました。
訪問マッサージに必要なあん摩マッサージ指圧師は国家資格として認められている専門的な職業であるため、働きながらさらに専門性を高め知識を増やすことで将来的に独立開業を目指すこともできるでしょう。
訪問マッサージとして働くなかで沢山の利用者と関わり「ありがとう」と感謝の言葉をもらえたときはさらに大きなやりがいを感じることもできます。
そんなやりがいがあり利用者を喜ばせることのできる仕事に興味のある方は、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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