病院勤務の介護職の仕事内容とは?施設との違い、メリット・デメリットを紹介!

公開日:2020年09月01日

更新日:2020年09月01日

介護施設との違いは?病院勤務の介護職 その仕事内容とは?

介護職員の活躍の場は介護施設や訪問介護だけではありません。
病院での看護助手として働くことも可能です。
今回は病院勤務の介護士の仕事内容を紹介します。
 
具体的な業務内容やスケジュール、給料、介護施設との違いなどについて解説!
病院勤務に興味がある介護職員の方は、ぜひ参考にしてください。

病院で働く介護士の仕事内容

病院で働く介護職員の仕事内容

病院で働く介護職員はどのような仕事をするのでしょうか。
介護施設での業務内容や役割とは明確な違いがあります。
詳しくみていきましょう。
 

病院勤務の介護士の役割

病院で働く介護職員は、入院している患者の介助や身の回りのお世話などを行う、看護補助的な役割を担います。
介護士ではなく看護助手という肩書きになることがほとんどです。
基本的には医師や看護師の指示のもとに業務を遂行していきます。
 

具体的な業務

患者の生活全般のサポートと看護師の業務(医療行為以外)のサポートが、看護助手の主な業務です。
具体的な業務内容は以下です。


■患者の生活全般のサポート
・食事配膳、介助
・入浴介助、清拭
・排泄介助
・衣類の着脱
・体位交換
・移乗介助
・環境整備



■看護師の業務サポート
・患者への付き添いや案内
・事務作業
・医療器具の洗浄
・患者の生活やケアの記録
・他職種とのカンファレンス
・ナースコール対応


以上が、病院での介護職員の主業務です。
この他にも配属先の診療科目によって、様々な業務を任されるでしょう。
 

1日のスケジュール

看護助手の1日のスケジュール(例)
8:00~8:30朝礼・申し送り
9:00環境整備・排泄介助
10:00入浴介助や清拭
退院後のシーツ交換・清掃
医療器具の洗浄
ナースセンターの整理整頓
12:00配膳・下膳、食事介助 
歯磨き介助、口腔ケア
13:00休憩
14:00排泄介助
体位変換
15:00環境整備
16:00資料整理
介護記録申し送り
17:00業務終

日勤の場合はこのような流れで一日の業務を進めます。
外来の看護助手であれば日勤のみですが、病棟勤務の看護助手は夜勤や、早番・遅番などのシフト制になるでしょう。

夜勤になれば、もちろん夕食介助や就寝準備、起床介助などの業務が加わります。

病院と施設の介護職員の違い

病院と施設勤務では何が違う?

施設勤務の経験がある方はもうおわかりかと思いますが、病院と施設で働く介護職員には若干の違いがあります。
最も大きな違いは、病院と施設における介護職員の役割と業務内容。
ここでは仕事内容と給料の違いについて解説していきます。

仕事内容の違い

介護施設は生活支援や介助を行い利用者の暮らしをサポートする施設ですが、病院は介護をすることが主目的の施設ではなく、病気や怪我の治療と回復を目的に利用される場所です。
 
したがって医師や看護師が円滑に患者の治療・診察を行えるようにサポートをするというのが病院勤務の介護職員の役割となります。施設のように介護が必要な方ばかりがいるわけではありません。もちろん必要に応じて介護をしますが、主業務ではないと心得ておきましょう。
 
また、病院では介護施設と違って年間行事やイベント、レクリエーションなどはありません。
レクリエーションの準備や司会進行といった業務が苦手という方にもおすすめです。
 
看護助手の仕事は、医師や看護師、薬剤師、リハビリ職員など他職種との連携が必要となります。大規模な病院になるほどチーム医療に力を入れている病院も多く、関わる人が増えるでしょう。
的確な伝達力コミュニケーション力が求められます。

給料の違い

看護助手の給与額を調査しました。


所定内給与額
【千円】
年間賞与
その他特別給与額
【千円】
看護補助者(男)21万6千円45万4千円
看護補助者(女)20万円43万1千円
ホームヘルパー(男)25万6千円39万4千円
ホームヘルパー(女)21万8千円38万5千円
福祉施設介護員(男)24万3千円58万8千円
福祉施設介護員(女)22万1千円49万8千円

※出典:厚生労働省の賃金構造基本統計調査

看護補助の業務は所定内給与額で見るとホームヘルパー、福祉施設介護員よりも低い結果となっています。賞与額はホームヘルパーよりも数万円程度高いですが、福祉施設介護員よりは少ない金額のようです。
 
病院の規模や地域によっても差があるため一概には言えませんが、介護施設よりも病院の方が若干収入は少なくなるケースが多いでしょう。

求人はある?

病院の求人は介護施設同様に全国的にたくさんあります。
求人情報を検索する場合には、「介護士」よりも「看護助手」「看護補助」などのワードで検索するといいでしょう。
病院といっても外来の看護助手の求人は少なく、ほとんどが病棟勤務となりますのでご注意ください。
介護施設同様、夜勤や土日の勤務もあるものと考えておきましょう。
 
看護助手には特別な資格は必要ありません。
無資格・未経験であっても、介護施設より採用されやすい傾向にあります。
ただし、介護職経験がある方は即戦力として優遇される可能性が高いです。
介護経験や介護の資格がある場合には、必ずアピールしましょう。
 
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病院勤務のメリット

病院勤務のメリット

上記の内容もふまえて、病院勤務のメリットには以下のようなことが挙げられます。
 
・福利厚生が充実している
・幅広い層の支援・介護ができる
・医療の知識がつく
・患者さんの復帰を見届けられる

 
ひとつずつみていきましょう。
 

メリット1:福利厚生が充実している

介護職員、看護助手ももちろん病院の職員になりますので、その病院の福利厚生を受けられます。
注目すべきは法定外の福利厚生サービス。
 
・住宅手当
・資格手当
・社員食堂
・院内託児所
・資格取得支援制度
・医療費・人間ドッグ費用補助
・宿泊施設利用
・財形貯蓄
・退職金制度
 

などなど、福利厚生には様々なカテゴリで受けられるサービスがあります。

病院やクリニックでは、医療や健康、ライフサポート面の待遇が充実している傾向にありますので、給料だけでなくどんな福利厚生があるのかもぜひ確認してみてください。

メリット2:幅広い層の患者と接することができる

病院には介護施設と違って幅広い年齢層の患者がいます。
そのため、診療科目によっては介護がほとんど必要のない場合もあります。
高齢者介護だけでなく色んな年代の人のお世話がしたい方、身体介護よりも清掃や環境整備などが中心の業務をしたい方にはおすすめです。

メリット3:医療の知識がつく

病院は医療現場。介護施設とは違い、医療の専門用語が飛び交っていますし、医療的ケアも日常的に目の当たりにします。
介護職員が医療行為を行うことはありませんが、日々そのような環境の中で仕事を行うことで自然と医療用語や医療器具の使い方などの知識がついていくでしょう。

看護師の処置や対応なども見て学ぶことができ、「将来的に看護師を目指したい」とか「医療に携わりたい」などとお考えの方には勉強になることも多いかと思います。

メリット4:患者さんの回復を見届けられる

治療を終え元気になって退院していく患者さんをお見送りできることも病院ならではのメリットではないでしょうか?

これは介護施設ではなかなかない光景です。患者さんが回復に向かうまでの手助けをする病院での勤務は、介護施設とはまた違ったやりがいや喜びを得られるでしょう。
 

病院勤務のデメリット

病院勤務のデメリット

病院勤務には、介護施設にはない病院ならではのデメリットがあります。
 
・医師や看護師との関係性
・理想の介護とのギャップに悩む
・風邪や病気などの感染リスクが高くなる

 
こちらもひとつずつ見ていきましょう。

デメリット1:医師や看護師との関係性

病院では介護ではなく治療がメインとなり、医師や看護師が中心となって業務が進められていきます。
決して「医者だから偉い」「看護師の方が立場が上」などということはないのですが、実際に現場で働くと見えない上下関係に居づらさを感じる介護職員も多くいるようです。
人によっては医師や看護師との関係性にストレスを感じてしまうこともあるかもしれません。

デメリット2:理想の介護とのギャップに悩む

介護職員が自分の意思で判断して対応できることは少なく、看護師の指示を仰がなければいけない場合が多いでしょう。
介護福祉士の資格を持ち、介護経験が豊富な方でも同様です。

これまで介護施設で主体的に業務に取り組んでいた方にとっては、「理想の介護ができない」「自分の判断で介護ができない」といったもどかしさを感じて悩むこともあるでしょう。

デメリット3:風邪や病気などの感染リスク

病院は日常的に風邪などの感染症の患者が多数訪れる場所です。
特に秋冬などインフルエンザが流行する時期や、コロナウィルスなどによる新たな感染症が流行した場合に、介護施設よりも自身が感染するリスクは高くなることは心得ておく必要があるでしょう。

まとめ:病院勤務はこんな人におすすめ!

お伝えしてきた通り、病院での勤務は看護補助や環境整備などの業務が中心となり、施設のように高齢者の介護業務がメインではありません。
 
それをふまえて、病院勤務はこんな方におすすめです!
・高齢者だけでなく幅広い年代の方のお世話をしたい方
・医療の知識を身につけたい方、医療現場に興味がある方
・レクリエーションやイベント行事が苦手な方
・移乗介助や入浴介助など力が必要な介護業務に自信がない方
・福利厚生の充実、待遇、働きやすさを重視したい方
・主体的に動くよりも業務の指示を受けて仕事をする方が好きな方

 

ぜひ前向きに検討してみてください!
 
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