療養通所介護とはどんなサービス?役割や仕事内容について解説!

更新日:2021年12月06日

公開日:2021年12月06日

どんなサービス?療養通所介護

療養通所介護というサービスをご存じでしょうか?
療養通所介護は、居宅サービスの一つで医療デイサービスとも呼ばれ、看護師による観察が常時必要な方のためのデイサービスです。

療養通所介護について詳しく知らない方のために、療養通所介護の特徴やサービス内容、仕事内容など、詳しく紹介していきたいと思います。

療養通所介護とは

療養通所介護 役割・対象者

療養通所介護とは、サービスを提供する際に看護師の観察が常に必要な方を対象としている「地域密着型サービス」です。
利用者が可能な限り自宅で自立した日常生活を送ることができるようにサポートします。

一般的な通所介護では「医療的ケアが必要となる方」は受け入れてもらえないケースがありますが、療養通所介護では「医療的ケアが必要な方」や「看護師の経過観察が必要な方」も利用可能です。


◎「地域密着型サービス」について詳しく知りたい方はこちらのコラムもチェックしてみて!
「介護の地域密着型サービスとは何か?サービスの特徴や種類をまとめました」

役割

療養通所介護のおもな役割は、利用者の日常生活の支援心身機能を維持・回復すること。
さらには、自宅にこもりがちになってしまう利用者の社会的孤立感の解消、また利用者家族の身体的、精神的負担を軽減するという役割もあります。

利用対象者・定員

■利用対象者
療養通所介護の利用が対象となる方は以下のとおり。
●要介護(1~5)の認定を受けた方
●重度要介護者(難病、認知症、脳血管疾患後遺症など)
●がん末期の方
で、常時看護師による観察や医療ケアが必要となる方。

また、上記の病気に当てはまらない場合であっても、常に看護師による観察が必要となる場合などは、サービスの対象となります。

■定員
療養通所介護の定員は18名以下となっています。

療養通所介護施設のサービス内容

療養通所介護施設のサービス内容

療養通所介護で提供されるサービスは以下のとおり。

・食事
・入浴
・排せつ
・医療的ケア
・健康管理
・口腔ケア
・機能訓練、リハビリテーション
・レクリエーション
・付き添い送迎 など

療養通所介護では、食事や入浴などの日常生活の支援だけではなく、身体能力や口腔機能の維持、向上のための訓練やリハビリテーションも看護師がしっかりと利用者の健康管理をしながら提供します。

医師や訪問看護ステーションと連携してサービス提供するため、他の通所介護では行うことができない医療的ケアも提供することが可能です。

また療養通所介護では、一般的な通所介護(デイサービス)と同様に利用者の送迎を行っていますが、通常と異なる点があります。それは、利用者の居宅から施設まで看護師が付き添う「付き添い送迎」であるということです。
看護師が付き添いながら送迎することで、送迎中の利用者の急な体調変化にも対応できるようになっています。

療養通所介護施設での仕事内容とは

療養通所介護施設の仕事内容

療養通所介護の具体的な仕事内容について見ていきましょう。

療養通所介護での介護職の主な業務内容は、次のような基本的な介護業務が中心となります。
・身体介護(食事・入浴・排せつなどの介助)
・機能訓練、リハビリテーションのサポート
・記録作成
・看護師による医療的ケアの補助
・レクリエーションの企画運営
・付き添い送迎


通常の通所介護(デイサービス)と異なる点としては、食事や入浴サービスなどの提供方法です。

食事の提供であれば、経口食を介護職員が担当、経管栄養は看護師が担当するなど、利用者の食事の摂取方法によって介護職員と看護師とで業務が分かれます。

また入浴の場合は、一般的な通所介護ではバイタルチェックなどで問題なければ介護職員が介助しながら入浴サービスを提供しますが、療養通所介護の場合は看護師と介護職員とで利用者の状態をしっかりと確認しながら進めていきます。

療養通所介護は通所介護であるため、基本的には「平日勤務、日勤(9:00~17:00など)」となります。勤務する施設によっては、土曜も営業している場合もあります。

人員基準

療養通所介護の人員基準は以下の通りです。

療養通所介護の人員基準
管理者○ 専らその職務に従事する常勤の看護師(管理上支障が無い場合、同一敷地内にある他の事業所、施設等と兼務可能)
看護職員又は介護職員の数○ 提供時間帯を通じて、利用者の数が1.5に対し専ら当該指定療養通所介護の提供に当たる者が1以上 
○ 1人以上は専ら指定療養通所介護の職務に従事する常勤の看護師

※参考:厚生労働省「療養通所介護」資料

■必要資格は?
職種ごとの必要資格について見ていきましょう。

●管理者
看護師資格が必要

●看護職員
看護師資格が必要

●介護職員
介護職員の資格要件はないため、無資格・未経験でも働くことは可能です。
しかし、施設の規模が小さい場合などは働く介護職員の人数も少なくなるため、有資格者や経験者が歓迎される傾向にあります。

また療養通所介護では、重度の介護者が主な利用者であるため身体介護を行うことが多く、介護資格を持っていることが最低条件となる場合が多いでしょう。
介護職未経験の方は、介護の最初のステップと言われている「介護職員初任者研修」を受講し、基礎知識や技術を習得することをおすすめします。

◎「介護職員初任者研修」について詳しく知りたい方はこちらのコラムをチェック!
「どんな資格?介護職員初任者研修を徹底調査!」

なお、療養通所介護では利用者の「居宅-施設」間の送迎があるため、職種問わず普通自動車運転免許を必要とする施設がほとんどでしょう。

まとめ

療養通所介護は、これまで通所介護サービスを受けられなかった方もサービスを受けることができる地域密着型サービスの一つです。療養通所介護の事業所は全国的にそれほど多くはありませんが、高齢化が進むに従って必要とされるサービスといえるでしょう。

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