更新日:2020年06月13日
公開日:2019年10月08日
介護福祉士の資格取得について迷っている介護職員の方に、「介護福祉士」という職業の需要と将来性、今後の展望についてお伝えします。
介護福祉士の資格を所得するには、費用・時間の面でのハードルが高いと悩んでいる方も多いかと思います。ですが、介護職を長く続けていきたいと考えているのであれば介護福祉士資格を取ることを介護ワーカー編集部はおすすめします。
介護職は資格がなくてもできる仕事ではありますが、それでも資格取得をおすすめするのはなぜか。理由は以下です。
・転職(就職)に有利になる
・キャリアアップに有利になる
・給料がアップする可能性が高い
資格取得は大変な半面、スキル習得以外にもこのようないい面があります。
介護福祉士資格のメリットについて、詳しくはコチラをお読みください。
コラム「介護福祉士資格のメリット」
現在の日本では高齢化に伴い介護人材不足も加速しており、2025年には200万人以上の介護職員が不足する見込みと発表されています。都道府県によって多少の差はあれど、介護人材不足は全国的な課題となっています。
地域に関わらず、今後ますます専門知識を持った介護福祉士の活躍の場は増えていくでしょう。
今後も需要が高まる介護職。介護ワーカー編集部は、介護福祉士という資格について「将来性がある」と考えています。
介護職は3K(きつい、汚い、危険)などと言われる業界ですが、多くの施設で労働環境は年々改善され待遇面も向上しているといえるでしょう。
例えば、「介護ロボットを導入して介護職員の労働負担を減らす」といったような取り組みもここ数年で進められています。
また、人材不足の背景には低賃金という理由も大いにありますが、「給与面の待遇を改善し、入職者を増やして離職者を減らす」といったことにも注力しています。
具体的には、国策として「処遇改善金」の支給で介護職員の待遇面の改善を図っています。
その中で、2019年10月より「介護職員等特定処遇改善加算」が新設されました。これは勤続年数10年以上の介護福祉士の給料を月8万円程度引き上げるための加算です。ただし、必ずしも「勤続10年以上の介護福祉士」に限定されているわけではなく、その改善金の使途は各事業所の判断となるため、勤続10年に満たない場合でも支給され給料が上がる可能性があります。
「介護福祉士資格がある」「勤続年数が長い」介護職員が優遇される可能性は高いため、介護福祉士資格は有利になるでしょう。
介護職は「経験・年齢問わず無資格でも働ける」という印象が強いですが、現在特に求められている人材は経験豊富な介護福祉士です。
介護福祉士資格があるということは、介護に関する専門知識とスキルがあるという証明になります。つまり即戦力として期待できるため、どの施設でも重宝されます。
特に介護度の高い利用者が多い施設(特養など)では、喀痰吸引や胃ろうによる経管栄養といった専門スキルが必要となることもあり、介護福祉士を歓迎する施設が多い傾向にあります。
介護福祉士資格があれば転職の際にも非常に有利です。求人の中には「経験者のみ」「介護福祉士資格所有者」という限定されたものもあります。そういった求人にも応募することが可能です。
介護福祉士資格所有者は無資格の場合よりも基本給が高くなったり、資格手当がついたりと給料がアップする可能性が高くなります。先述の処遇改善金の支給も期待できるでしょう。
またスキルや経験があるため、給与水準の高い施設への転職もしやすいという利点があります。
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介護事業所は、年々増えていく施設の中から選ばれなければ経営が成り立ちません。利用者の満足度を上げるために、特にサービスの質の向上に力を入れています。そこで必要とされるのは、やはり介護経験が豊富な即戦力となる人材です。
また、そういった人材を育成できるリーダー職を担う人材の需要も高まっています。
そのため、介護のスペシャリストとして、現場を引っ張っていける介護福祉士の需要が今後も高まっていくことが予想されます。
介護職で「リーダー、主任といった役職に就きたい」と考えているなら、知識・スキルを深める意味でも介護福祉士資格は取っておいたほうが良いでしょう。
また「ケアマネージャーやサービス提供責任者になりたい」というようなキャリアプランを考えている場合も介護福祉士資格があるとスムーズです。
ケアマネ―ジャーになるには…
受験資格として
・特定の国家資格(介護福祉士など)を持っている
・5年(900日)以上、介護施設などでの対人援助業務に従事している
上記いずれかが必要になる。
サービス提供責任者になるには…
・介護福祉士資格を持っている
・実務者研修を修了している
・初任者研修を修了したのち、実務経験が3年以上ある
上記いずれかが必要になる。(旧資格に関しては省略)
介護福祉士の需要と将来性について…
・2025年には200万人の介護人材が不足!今後も求人は増えていく
・介護業界の労働環境や待遇面は年々改善され向上している
・サービスの質の向上に力を入れている事業所が多く、経験豊富な介護福祉士が求められている
・介護度の高い施設では特に介護福祉士が歓迎される傾向にある
・介護福祉士の資格を取得すると
1.スキルアップにつながる
2.給料がアップする
3.キャリアアップの道が開ける
4.転職に有利
今後の介護業界は、即戦力、リーダーとして人材育成も担える介護福祉士の需要が高まっていくでしょう。長期で介護の仕事を続けていきたい場合は「介護福祉士」資格を取ることをおすすめします。
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※掲載情報は公開日あるいは2020年06月13日時点のものです。制度・法の改定や改正などにより最新のものでない可能性があります。