こんな現場は要注意!ブラックな介護施設の見分け方

公開日:2020年06月04日

更新日:2020年06月13日

こんな現場は要注意!ブラックな介護施設の見分け方

介護業界はブラック。
そんな噂を耳にしたことがありませんか?
 
結論からいうとブラックな介護施設は残念ながらあります。
では、どのような施設がブラックな介護施設なのでしょう。
 
これから介護の転職先を探す人、
今の職場がブラックかも・・・と不安に感じている人に向けて、ブラックな介護施設の見分け方と入職前のチェックポイントについてお伝えします。

ブラックな介護施設によくみられる特徴

離職率が高い 休みがとれない 陰口や噂話 これってブラック?

早速ですが、ブラックな介護施設の特徴についてです。
下記のような傾向があればブラックな職場環境である可能性が高いですので注意しましょう。
 
ブラックな介護施設によくみられる特徴

  • 離職率が高い、人の入れ替わりが激しい
  • 人員が足りていない
  • 休みがとりづらい
  • スタッフ間の陰口や噂話が多い
  • 利用者への対応が雑、キツい
  • 精神論が多い

上記の項目は、ブラックな介護施設の多くで見受けられる特徴です。
これらの特徴が絶対要因というわけではありませんが、労働環境面で何かしらの問題を抱えていることがわかるでしょう。
 
まず離職率が高いこと、これはスタッフの満足度が低いことの現れです。
そのせいもあって常に人員不足、新人教育もままならない状況。
人手不足なので、職員は皆忙しく疲弊していきます。
休みはとりづらく、長時間労働を強いられることもあるでしょう。
スタッフの不満は募り、職場では常に陰口が飛びかっています。
気持ちに余裕がなくイライラしたスタッフが利用者にキツくあたることもあるかもしれません。
それでも具体的な解決策はとらずに「助け合って頑張っていこう!」といった精神論で突き進もうとする上司。
 
こんな負のスパイラル、あなたの職場ではありませんか?

あなたの職場は大丈夫?ブラックな介護現場チェック項目

あなたの職場は大丈夫?ブラックな介護施設チェックリスト

では実際にブラック確定な介護施設ってどんなところでしょうか?
チェックリストを用意しました。
 
あなたが今働いている介護施設に下記のようなことはありませんか?
当てはまる項目があれば、それはブラックな介護施設確定!
問題提起をするか、転職を検討することをおすすめします。
 
ではチェックしていきましょう。
 
◆チェック項目◆

  • 介護職員がしてはいけない医療行為を行なっている
  • 人員配置の基準を守っていない
  • 長時間労働・過重労働
  • 休日が少ない・有給が取れない
  • 残業代が出ずサービス残業
  • 職員から利用者への暴力・虐待
  • パワハラやセクハラの横行

介護職員がしてはいけない医療行為を行なっている

介護職員は医療従事者ではないため、基本的には医療行為を行なうことは禁止されています。
一部条件付きでできることもありますが、ほとんどの医療行為は医師か看護師が行います。
これは医師法や保健師助産師看護師法で定められていることです。
 
しかし人手不足の介護現場では、看護師の不在時などに暗黙の了解として介護職員が医療行為を行なっているという事例がまれにあります。
知識を持たない者に医療行為をさせて、万が一のことがあれば被害を受けるのは利用者です。
また、法律で決められている以上、これは絶対にやってはいけないことです。

もし当たり前のように介護職員に医療行為を任せているような施設であれば、その介護施設は極めてブラックといえるでしょう。

人員配置の基準を守っていない

提供サービスによって人数は異なりますが、介護施設には人員配置の基準が定められています。
介護業界は人材不足のため、余裕を持った人材確保はなかなか難しいかもしれません。
しかしこの基準を守っていない場合は人員基準違反となり、事業停止処分になる場合もあります。
 
また、人員配置を守っていないということは業務に必要な人員が不足しているということです。
一人当たりの仕事量が増えることが想定され、重大な事故につながる可能性もあり危険です。
 
もし施設側が行政に対して嘘の職員数などを報告してサービス提供しているのであればそれは法令違反であり、ブラックです。

労働基準法が守られていない

労働基準法とは労働条件の最低基準を定めている法律で、雇用形態にかかわらず(国家公務員等の一部を除く)日本国内のすべての労働者に原則適用される法律です。
この基準に満たない労働条件は、法律上で無効とされ労働基準法が適用されます。

労働基準法に違反しているケースをみていきましょう。

長時間労働・過重労働

人手不足の介護現場では、一人当たりの労働時間がどうしても長くなってしまいます。
残業が月に100時間を超えるというような施設もあるようです。
 
36(サブロク)協定という時間外・休日労働に関する協定があります。
労働基準法に定められた法定労働時間(1日8時間、週40時間)を超える時間外労働や休日勤務などを命じる場合はこの36協定の締結、届出が必要です。

協定の詳細については割愛しますが、1ヵ月で45時間、1年間で360時間の残業時間と定められているなど、労働時間については細かく規定があります。
 
また、過労死ラインというものがあります。
健康障害のリスクが高まるされる時間外労働のラインです。
過労死ラインの目安となる時間は、80時間(月に20日出勤と仮定し、1日4時間以上の残業・12時間労働)とされています。
 
これらの基準を超えて長時間労働・過重労働を強いている施設はブラックです。

残業代が出ずサービス残業

介護現場で当たり前のようになってしまっているサービス残業の問題があります。
「皆が何も言わないから・・・」と、スタッフが仕方なく受け入れてしまっているという状況です。

しかしサービス残業はれっきとした法律違反です。
残業代以外にも法定時間外労働、休日労働、深夜労働の割増賃金が支払われていない場合なども同様に労働基準法違反となります。

休日が少ない・有給が取れない

休日や有給の取得も労働者として最低限の権利です。
よくあることとして、法定日数どおり休日や有給は付与されるけれども、希望が通らないというケースです。

介護施設はシフト制のところが多く、全体のバランスを見ながらシフトを組むため希望休が取れないなどはどうしても仕方のないことかもしれません。

それでも全く希望休が取れずに理不尽なシフト組みばかりされるようであれば交渉した方がいいですし、有給取得を拒否されたり、法定休日が守られていないような場合はブラック確定です。

これら労働基準法を違反している場合は、まずは会社としての方針、待遇を再度確認し、改善されなければ転職を考えましょう。
労働基準監督署に相談するのも1つの手段です。

利用者への暴力・虐待

介護職員による利用者への虐待行為は、ニュースでも時々取り上げられることがありますね。
これももちろんあってはならないことです。
虐待というのは単純に暴力を振るうような身体的虐待だけではなく、暴言を吐く心理的虐待介護や世話の放棄なども含まれます。
 
このような虐待は、労働環境への不満、人間関係の悪化、スタッフの教育が行き届いていないことが原因となって引き起こされる場合が多いです。

暴力・虐待そのものが非常に悪質なことはもちろんですが、そのような環境に気づかず(あるいは気づきながら)放置してい職場はブラックといっていいでしょう。

ハラスメントがある

代表的なハラスメントに、地位や権力を使った嫌がらせをするパワハラ、性的な嫌がらせをするセクハラがあります。
これは基準が難しいですが、受け手が不快に感じたり、 傷つけられたと感じた場合は、与えた側ににそのつもりがなくてもハラスメントに該当します。
 
先ほどの暴力・虐待の話とは反対になってしまいますが、介護現場においては、利用者からのハラスメントの問題も深刻化しています。
このようなハラスメントの問題を抱えながら、見て見ぬ振りをして改善しようとしない介護施設はブラックです。

入職前が肝心!チェックすべきポイント

働く前に確認しよう!入職前のチェックポイント

これから介護職に就く方、転職を考えている方。
できることならブラックな施設を選びたくはないですよね。
求人情報や面接からでもブラック要素を読み取ることは可能です。
(必ずしもブラックと断定できるわけではありませんのでご注意ください)
 
入職前にチェックすべきポイントはこちらです。
 
◆こんな施設は要注意!

  • 常にスタッフ募集をしている
  • スタッフに笑顔がなく殺伐としている
  • 清掃が行き届いていない
  • 雇用契約が曖昧

常にスタッフ募集をしている

介護は人手不足の業界ではありますが、常にスタッフを募集している施設は、ほぼ間違いなく人材がなかなか定着しないから募集していると考えていいでしょう。
 
しかしそれだけで「ブラックな介護施設だからやめた方がいい」と判断するのは早計です。
気になる求人であれば施設見学をさせてもらい施設の雰囲気を実際に見てみるのもよいでしょう。

スタッフに笑顔がなく殺伐としている

施設見学や面接の際にはスタッフの雰囲気、働く様子をよく見ておきましょう。
また、利用者との接し方はどうか、施設全体の雰囲気が殺伐としていないかなど、よく観察することをおすすめします。
 
こちらが挨拶や会釈をしても目が合わない、全く笑顔が見られないなどが見受けられる場合、もしかすると人員不足でスタッフが疲弊していたり、労働環境に不満を抱えていたりということも考えられます。

清掃が行き届いていない

清掃やメンテナンスが行き届いていない介護施設は要注意です。
介護施設は高齢者の方の命を預かる場所。
介護サービスを提供する施設として汚い、不潔な場所であってはいけません。
 
面接や施設見学の際には、
・ゴミやホコリがたまっていないか
・整理整頓されているか
・汚物臭はないか

といった点をチェックしましょう。
 
汚れ、不衛生が気になる施設は、人員不足やスタッフのモチベーションの低下などが考えられますので注意してください。

雇用契約が曖昧

採用が決まった場合にも気を緩めず、しっかりと雇用契約の内容を確認しましょう。
記載内容に曖昧な点がないかチェックしてください。


・業務内容
・勤務時間、残業時間、年間休日日数
・経費や交通費の支給
・手当、昇給、賞与、退職金の有無
・社会保険などの適用
・休職制度の有無
・転勤、異動の可能性
・契約更新

あたりの項目は必ず確認しておき、不明点があれば契約を結ぶ前にクリアにしましょう。

まとめ:ブラックな施設は我慢せずに転職しよう

介護従事者は責任感が強い方も多く、「自分が我慢すればいい」と考えそのまま仕事を続ける方が多くいらっしゃいます。
また「どこもこんなもの」と、次第にブラックな環境に慣れてしまう場合も多々あります。
 
しかしその環境は決して当たり前ではないのです。
また、心身にダメージを負いながらブラックな介護施設で働くことが正しい道でしょうか?
今一度よく考えてみてください。

介護業界は求人も多く、転職が難しいわけではありません。
もし「今の職場はブラックかも・・・」と少しでも辞めたい気持ちをお持ちなら、あなたが自分らしくやりがいを持って働ける職場への転職をおすすめします。

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