介護職員が実践する「ニオイ対策」とは?5つの対策方法をご紹介!

公開日:2020年06月04日

更新日:2020年06月13日

介護職員が実践するニオイ対策とは? 5つの対策方法をご紹介!

介護施設や在宅介護など、介護の場面にはニオイ問題が必ずあります。
そのため、介護において発生する“ニオイ”に困っている方は少なくありません。
とくに介護職にまだ慣れていない方のなかには、介護をする際のニオイが気になるという方は多いでしょう。
「少しでもニオイを軽減させるにはどうしたらいいの?」
「ニオイを予防する方法が知りたい」
という方のために、現役の介護スタッフやホームヘルパーが実践しているニオイ対策をご紹介したいと思います。

介護で発生するニオイの原因とは?

介護で発生するニオイの原因とは?

まずは介護で発生するニオイの原因を知っておきましょう。
介護で発生するニオイのもとは「身体から発生するニオイ」「排泄物のニオイ」「衣類や寝具のニオイ」の3つに大きく分けられます。

ニオイ原因(1)|身体から発生するニオイ(口臭・加齢臭・汗臭)

身体から発生するニオイ、つまり体臭には「口臭・加齢臭・汗臭」などいろいろなものがあります。ニオイのもとになっている場所によってその原因はさまざまです。
 
■口臭の原因
口臭のおもな原因は、口の中にいる細菌によるものがほとんどです。口の中にいる細菌は、通常であれば唾液によって胃に流れていきます。
しかし高齢者は、加齢や薬の副作用などによって唾液の分泌量が減少してしまうため、口の中の細菌が増えやすい口腔環境になってしまいがちです。この細菌が増加することによって、口臭が発生してしまいます。
ニオイは「卵がくさったようなニオイ」「魚や野菜がくさったようなニオイ」「生ゴミのようなニオイ」が代表的です。
部屋中にニオイが蔓延するほど口臭がきつい場合は、歯周病など口腔内の病気やその他が原因の可能性もあります。
 
■加齢臭
加齢臭は高齢者だけではなく、40代以降であれば男女ともに発生しやすくなるニオイです。
加齢臭が発生するのは、年齢を重ねると皮脂腺から出る「過酸化脂質」や「パルミトレイン酸」の量が増え、結合・酸化・分解され「ノネナール」というニオイ物質ができることが原因です。ストレスを多く抱えていると、加齢臭を強くする要因になるともいわれています。
 
■汗臭
汗はもともと無臭ですが、汗をかいたまま放置しているとニオイが発生します。
独特の汗臭は、ニオイ物質を作る細菌が汗に含まれるたんぱく質や皮膚の表面にある垢や皮脂などの汚れをエサにすることが原因です。
そのため、介護が必要な高齢者の入浴回数が減ると、汗や垢、皮脂など汚れを洗い流すことが減るため、細菌が繁殖しニオイが強くなってしまいます。

ニオイの原因(2)|排泄物のニオイ(尿臭・便臭)

部屋が排泄物のニオイがする原因は、おむつやポータブルトイレを使用していることがほとんどです。おむつを使用している場合、交換時だけではなく捨てた使用済みおむつからもニオイがしてきます。ポータブルトイレを使用している場合は、使用後すぐに処理をしていないと部屋中にニオイが充満します。また、ポータブルトイレはニオイが付きやすく、使用していなくてもニオイが漂ってしまうこともあります。
トイレで排泄できる方の場合でも、排泄後にきちんと拭けていなかったり、下着やパジャマを汚してしまったりすることも、部屋がにおってしまう原因の一つです。

ニオイの原因(3)|衣類や寝具のニオイ

衣類や寝具がにおってしまう原因は、いくつかあります。
衣類がにおう原因で多いのは、
・食事を服にこぼしてしまい汚れたままにしている
・汗を吸った衣類をそのまま着ている
・排泄物が衣類についたままになっている
などです。
食事や排泄物の汚れが付いた服を放置していると、ニオイが染み付いてしまい洗濯してもなかなか取れなくなってしまいます。
枕やシーツ、ベッドなどの寝具がにおう原因は、横になる時間が長い方が直接肌に触れているため、汗や皮脂などで汚れるからです。食事や排泄をベッドでする方は、なおのことニオイやすくなります。

介護のプロが実践する「ニオイ対策」5つの方法はコレ!

5つのニオイ対策方法

現役の介護スタッフやホームヘルパーなど、介護のプロが実践しているニオイ対策をご紹介します。介護におけるニオイにお困りの方はぜひ参考にしてみてください。

こまめな部屋の換気

利用者の家に訪問するホームヘルパーさんのなかには、訪問先のニオイ問題に困っている方は少なくないはず。在宅介護の場合、施設に比べて狭い空間での介護となるため、ニオイが“こもりやすい”ということが家全体や部屋がにおってしまう原因の一つです。
まずは、窓を開けこまめに部屋(家)の換気をおこないましょう。嫌なニオイを長く漂わせずに空気を循環させることが大切です。新鮮な外の空気を入れることで、部屋(家)全体の空気が入れ替わりこもっていたニオイもなくなります。また、新鮮な空気は利用者の気持ちをリフレッシュさせてくれます。

口腔ケアで口臭を予防

口臭の予防は、定期的な口腔ケアをしっかりとしてあげることでニオイは和らぎます。
口腔ケアのポイントは、口臭の原因のひとつとも言われている“舌の汚れ(舌苔)”を舌ブラシなどで取り除くことです。また、唾液の減少によって口腔内が乾燥することもニオイの原因になるため、保湿ジェルなどを使って口腔内の潤いを保てるようにしましょう。食後に歯磨きができる方であれば、毎食後の歯磨きをおすすめしますが、難しい場合は口をすすぐだけでも効果感じられるはず。
口臭の原因は歯周病や病気による場合もあるため、どれをやっても効果が無い場合は一度歯科受診を勧めてみるのもいいかもしれません。

こまめな汗拭き・入浴で体臭を軽減

利用者の体臭軽減には、こまめに汗を拭きと入浴の回数を増やすことが最も効果的です。
しかし、利用者の身体の状態によって毎日入浴することが難しい方や入浴を拒否する方もいます。その場合は、全身もしくはニオイやすい部位のみ拭をおこなうだけでもニオイはかなり軽減します。清拭をおこなう際、タオルを入れるお湯に利用者の好きな香りやリラックスできる香りのアロマオイルを入れることもおすすめです。アロマの香りで利用者がリラックスできるだけではなく、その空間のニオイも華やぎます。

排泄物の処理方法でニオイを予防

利用者が、おむつやポータブルトイレを使用している方の場合、排泄物処理方法でニオイが増減します。
おむつを使用している方は、こまめに取り替えることが大切です。
最近のおむつは吸収が良いですが、排泄物をそのままにしているとニオイは強くなります。
使用済みのおむつは、必ず袋に入れて結びましょう。しかし、排泄物のニオイはわずかなすき間からにおってきてしまいます。それを防ぐためにも、新聞紙に包んでからビニール袋に入れるとニオイ漏れが軽減されます。ニオイ漏れ防止には、おむつ専用のビニール袋などを利用するのもおすすめです。また、ごみ箱に消臭剤を付け、都度消臭スプレーをするとよりニオイは抑えられます。
 
ポータブルトイレを使用している方の場合、まずは使用したらすぐに片付けることが大切です。排泄したままの状態で放置していると、部屋(家)中のニオイが充満してしまいます。
また、使用していない時間帯がある場合は洗浄し乾燥させるとニオイが軽減されます。
ポータブルトイレは、ニオイが付きやすいため消臭剤の使用は必要不可欠です。

介護用消臭スプレーなどの使用

いくら換気をしていても、染み付いてしまったニオイは簡単にとることはできません。
室内や排泄物などによるニオイに一般の消臭剤を使用しても効果があまり得られないことが多いです。しかし、介護用に作られている消臭アイテムであれば、介護のなかで発生するニオイの性質を研究し、そのニオイに合わせた消臭成分が配合されているため、高い効果が得られます。介護用であるからこそ、消臭したい場所やシーンを想定し作られているため、それぞれに適した消臭剤を使用することで効果的にニオイを消すことが可能です。

さいごに

さいごに

ニオイが漂う空間は、たとえそのニオイに慣れてしまった利用者にとっても、決して気持ちのいい環境ではありません。なかには自分のニオイで落ち込んでしまう方もいます。
また、介護をおこなう介護スタッフやホームヘルパーも気持ちのいいものではありません。
しかしデリケートな問題でもあるので、利用者を気遣う気持ちを忘れずに“さりげなく”ニオイ対策を取ることが重要です。
介護におけるニオイは、そのニオイの種類に合わせた対策を取ることが大切だといえます。

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