介護職のストレスの原因とは?「もう限界!」になる前の対処法

更新日:2021年04月14日

公開日:2021年04月14日

介護職のストレスの原因とは?もう限界!になる前の対処法

介護職はきつい、しんどい、ストレスが大きい仕事とよくいわれます。
この仕事で溜まったストレスはどのように対処すればよいのでしょうか?

本コラムでは、介護職にとってどのようなことがストレスになるのか、ストレスとどのように付き合っていけばよいのかといったことについてお伝えします。

ストレスで介護の仕事に限界を感じている方はぜひお読みください。

まずは原因を考えよう!介護職の5大ストレス!

介護職のストレスの原因

介護職員にとって一体どのようなことがストレスになっているのでしょうか? 

漠然と「仕事がストレスでしんどいな・・・」と感じている介護職員の方はぜひ一度、どんなことがストレスになっているのかも考えてみてください。 

どういった部分にストレスを抱えているかで対処法が見えてくる場合もあるからです。 

介護職員のストレスを引き起こす代表的な原因は次の5つです。 

1|人手不足、労働条件の悪さ

介護業界は人手不足です。
年々増加する高齢者の数に対して、介護人員が圧倒的に足りていないのが現状です。

人員を募集しても応募がなかったり、新規採用しても丁寧に教育する時間をかけられず早期離職につながったりと、人材確保・定着が難しさに頭を悩ませている職場も多いでしょう。

慢性的な人手不足のため、休みを希望通り取れないことは当たり前。
急な欠員が出た場合の残業や休日出勤は日常茶飯事。
しかも給料は最低賃金で賞与はなし!

・・・そんな環境ではありませんか?
ストレスが溜まってしまうのも無理はありません。

2|利用者対応

介護職は感情労働といわれることがあります。
感情労働とは自分の感情をコントロールして職務にあたることです。

理不尽な理由で利用者から怒鳴られたり、介護拒否をされたり、利用者のご家族からお叱りを受けたり・・・
といった経験はありませんか?特に認知症を患っている利用者の場合は、意志の疎通が難しくこのような状況になってしまうことがよくあるでしょう。
たとえ本心では「むかつくなぁ」とか「イライラする!」と感じることがあっても、自分の感情をぐっと抑えて業務にあたらなければなりません。

こういった利用者対応の問題は解決が難しく、ストレスがどんどん蓄積されていく傾向にあります。

◆感情労働について詳しくはこちら
コラム「介護職は感情労働!?スタッフも管理職も知っておくべきケアと対策」

3|職場の人間関係

多かれ少なかれどの職場でもあるであろう職場の人間関係によるストレス。
介護職も例外ではありません。

言い方のきつい上司、上から目線で偉そうな先輩、陰口ばかり言っている職員、仕事を適当にする職員・・・
年齢もキャリアも多様な介護業界には、いろいろなタイプの人がいると思います。
苦手なスタッフと2人きりでの夜勤などは相当なストレスになりますね。

また職場環境のよくないところでは、いじめのような問題があったりもします。
そのような職場では当事者でなくても精神的なキツさがあるでしょう。

4|身体的負担

介護は体力のいる仕事です。
移乗介助にはある程度の力が必要になりますし、夏場の入浴介助は汗だくになるほどの肉体労働です。
実際に多くの介護職は腰痛や肩こりの悩みを抱えています。

さらに早朝出勤や夜勤があったりと、出勤スタイルはまちまちで生活リズムを整えるのも一苦労。
身体的な負担は大きくストレスにつながります。

また、2019年からのコロナ禍以降は特に、どの介護現場においても徹底した感染症対策を行うようにいわれているかと思います。
「自分が感染してしまったら」
「集団感染したらどうしよう・・・」
介護従事者は常にこのような不安を抱えながら仕事をしています。
見えないウイルスから職員や利用者を守るために気を配りながら仕事をすることもまた、職員の大きなストレスです。

5|職場(法人)の方針

現場の状況を見もせずにサービスの向上や売上アップを求める
新人を育てるつもりがない
人材募集をせず無茶なシフト組みで乗り切ろうとする

などなど、そんな経営陣の方針に不満を持つ職員は少なくありません。

新たな取り組みや会社の方針など、全てが決定事項として降りてくることも多いのではないでしょうか?
現場の声を聞き入れてもらえない環境ではストレスは募る一方でしょう。

<あわせて読みたい>
■こんな現場は要注意!ブラックな介護施設の見分け方

■「もうやってられない!」介護職辞めたい…と思う7つの理由とその解決策

介護職のストレス対処法とは

介護職のストレス対処法

ストレスは限界まで溜め込む前に気づき、日常的に解消していくことが大切です。
仕事にストレスを感じてムカついたりイライラしたりしたときに、自分なりの発散方法を持っておくことをおすすめします。

また仕事とプライベートを切り分け、プライベートな時間は仕事をしない、仕事のことを考えないようにしましょう。

瞑想や呼吸法、アロマテラピーといったリラクゼーション法を取り入れてみるのもよいですし、カラオケで歌う、静かな部屋で本を読む、動画を見て笑うなど、好きなことをして過ごすのも一つの方法です。

いずれにせよ、自分が楽しいと思えることや、仕事のことを忘れて没頭できるようなことなどでストレスを発散するのがよいでしょう。

次の3つはストレスとうまく付き合っていくためにぜひ意識していただきたいことです。

しっかりと睡眠をとる

心身ともに健康に働くために睡眠はとても大切です。

夜勤などがあると生活リズムを作りづらい部分はありますが、睡眠不足は健康被害や集中力の低下など悪影響も大きくなります。

睡眠不足による疲れからストレスや不安が増えていくこともあるので、決して軽く考えないようにしましょう。
ストレスに負けず、日常生活を活力あるものにするためには、しっかりと睡眠をとることが必須です。

「寝具にこだわる」「就寝前のお酒やカフェインは控える」などの工夫をして、仕事後に十分な睡眠をとれる環境を意識して作りましょう。

ぜひこちらも参考にしてみてください。
健康づくりのための睡眠指針|厚生労働省

適度な運動をする

日常的に適度な運動をすることが、気分転換やストレス発散につながります。
激しい運動でなくて構いません。ウォーキングなどの有酸素運動を取り入れることで、血行が促進されます。
脳の血流も良くなり幸せホルモンというセロトニンが分泌されることで、精神の安定やリラックス効果が期待できます。

またヨガやストレッチも、筋肉をゆっくり伸ばし緊張がほぐれます。
ストレスの多い環境下では無意識のうちに体に変な力が入ってしまいがちです。

仕事の合間やお風呂上がりの時間などに、意識的にストレッチを取り入れて筋肉の緊張を緩めましょう。

話を聞いてもらう

考え方が似ている職員に相談したり、恋人や家族など身近な人に話を聞いてもらうとよいでしょう。
その際は勝手かもしれませんが、ダメ出しではなく、共感・応援してくれる聞き上手な人に話をするのがおすすめです。

もちろん、自分1人で問題と向き合って解決していくという考えの方はそれでも構いません。
もし仕事の悩みや不満を抱えていてしんどいという方はぜひ周りの人に頼ってみてください。
自分の考えに賛同してもらえるだけで自信になり、仕事に対して前向きになれるでしょう。

ストレス限界のサインを見逃さない

ストレスは早めに気づくことが大切です。
友人に笑いながら愚痴ってスッキリできるレベルであればそこまで深刻ではないかもしれません。

ストレスが深刻化している時のサイン
・眠れない
・食欲がない(もしくは過剰にある)
・無気力
・不安感がとれない
・ずっとイライラしている


こういった症状がずっと続いているようであれば、それはもしかしたらストレスが限界に達している可能性があります。
そのまま放置せず、環境を変える、休暇をとるなど何らかの対応をとることをおすすめします。

ストレスチェックでストレスを自覚しよう!

ストレスチェックというものがあります。
労働者数50人以上の事業所では実施が義務化されているため、あなたの職場でも実施されているかもしれません。

ストレスチェックは、職員一人ひとりの仕事上のストレスを把握しケアしていくことで、労働による精神障害や自殺などを未然に予防する目的があります。

そして本人が自身のストレス度や原因をしっかりと把握することで早期に対処、悪化を回避することができるでしょう。


<ストレスチェックについて詳しくはこちら>
介護職員が知っておきたい!ストレスチェックで悪化を回避!

まとめ:どうしてもつらいなら介護職を辞める選択もあり!

介護職にストレスはつきものといえるでしょう。
十分な睡眠や運動、不満をため込まずに話を聞いてもらうことで適度に発散しながら、ストレスとうまく付き合っていくことが大切です。
職員の皆さんはぜひ、自身のストレスに早いうちから気づくこと、放置しないことを心がけてください。

ただし、一点お伝えしておきたいことは、どうしてもストレスが溜まってしまって辛い場合には「介護職を辞める」という選択もあっていいということです。
少し休めば元気になるという状態であればよいのですが、ストレスで心身に不調をきたしているような場合は、無理して頑張り続けることはおすすめできません。

他の職場へ転職する、体調が戻るまで休職する、異業種へ転職するといった選択肢もあることを忘れないでください。

介護業界 転職エピソード

▼転職エピソード1
介護職歴5年。責任だけが増えて給料はヘルパーと同等…先が見えないキャリアアップ

▼転職エピソード2
「専業主婦歴約20年。未経験でも働きやすい場所で無理なく働ける?」 

▼転職エピソード3
「虐待が横行している職場から人間関係がいい職場へ転職したい!」

▼転職エピソード4
「希望とは裏腹に期待されないキャリアアップ」

▼転職エピソード5
「効率重視な職場にうんざり。利用者さんに寄り添った介護がしたい!」

▼転職エピソード6
「利用者さんと直接的に関わることが怖くなってしまった」

▼転職エピソード7
「上司に否定され続け、心が壊れそうになり転職を決意しました」

▼転職エピソード8
「上司と衝突。意見を尊重してくれる職場で働きたいと思った。」

▼転職エピソード9
「サービス残業の毎日。疲れ果ててプライベートまで影響が…。」

▼転職エピソード10
「入社前に提示された条件と違ったので転職を考えるようになりました」

▼転職エピソード11
「指示がきつく精神的に追い詰められていった」

▼転職エピソード12
「ギスギスした雰囲気に気持ちが暗くなっていく日々を終わりにしたかった」 

▼転職エピソード13
「新卒から13年勤めた施設を辞めました」

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