このまま働き続けて給料は上がるの?! 職場ごとに比べてみよう!

今のまま働き続けたらこの先の給料って、どのくらいになるの?
バナー広告
今の職場で働き続けたら、将来どのくらい給料は上がるでしょうか?
「勤続年数が長くなれば、給料は自然と上がっていくもの」
と考えるのは黄色信号かも。
厚生労働省が発表している資料(令和4年度 介護従事者処遇状況等調査結果 )によると、介護職の平均給与額は31万8,230円でした。
そこで、施設形態それぞれの給料について、統計データを基に解説していきます。
施設形態や勤続年数によって給料は変わるので、将来の収入をイメージすることが大切です。
まずは【目次】から現在あなたが働いている施設を選んで、平均給与額をチェックしてみましょう!

特別養護老人ホーム

特別養護老人ホーム(介護老人福祉施設)は、介護施設の中で一番給与水準が高くなっています。
介護職の平均給与と比べても3年目には平均以上になるため、給与額を特に重視している方は特養での勤務が向いていると思います。
また、特別養護老人ホームでは勤続20年以上の平均給与は40万9,280円でした。
勤続年数によって安定的に昇給していきますが、とくに上がり幅が大きいのは10年目以降でした。

【施設のポイント!】
特別養護老人ホームは、原則として年齢65歳以上で「要介護3」以上の認定を受けた方が入居されています。
終身利用も可能なため長期間入所する方がほとんどです。
日常生活の介護や医療・レクリエーション活動を提供します。
法人によっても異なりますが、規模の大きな法人では福利厚生が整っていることも多く、他の施設形態と比較しても勤続年数の長い方が多いこともポイントです。

介護老人保健施設

介護老人保健施設は、他施設と比較して平均額は高めです。
勤続3年目には、介護職の平均給与額(31万8,230円)に近い金額まであがるため、給与を重視している方におすすめの施設です。
また介護老人保健施設では、勤続20年以上の給与額は38万2,400円でした。
10年目以降は給料の上がり幅も大きくなるので、長く働きたい方にとってメリットのある施設といえます。

【施設のポイント!】
介護老人保健施設(老健)は、高齢者のリハビリテーションや医療ケアを重視し、基本的には自宅での生活復帰を前提とした機能訓練を行います。
そのため、働くスタッフは介護職だけでなく看護師、医師が常駐するほか、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士などのリハビリの専門家が在籍することが特徴です。

介護医療院

介護医療院の給与額は、他の施設と比べると真ん中くらいの金額です。
介護職の平均給与(31万8,230円)を超えるのは、勤続10年目あたりで、勤続20年以上の給与額は35万2,590円でした。
給与の上がり幅はそれほど大きくありませんが、勤続年数を重ねるごとに確実に上がっていく傾向があります。

【施設のポイント!】
介護医療院は、2018年に新設された新しい施設形態です。
要介護の高齢者を対象に「日常生活を送るための介護サービス」と「長期療養のための医療ケア」を提供します。
介護医療院では医師や看護師が常駐しており、利用者の急な容態の変化があっても迅速に対応してもらえるので、介護職員も安心して働けます。
また、他職種と連携するためチーム医療・介護を学べ、医療ケアやリハビリに関する知識も身につけられます。

訪問介護事業所

訪問介護事業所の給与が介護職の平均額近くになるのは、勤続8年目(31万5,810円)です。
ほかの介護施設と比較すると真ん中くらいの給与額で、勤続年数に比例しておらず労働時間や訪問件数、資格や経験に応じて給料は変わります。
厚生労働省のデータによると、一番給与が高かったのは13年目の36万9,140円となっており、15年目より高い給与額でした。
全体の平均給与は中程度ですが、とくに勤続5~10年の給与は他の施設と比べても高めとなっています。

【施設のポイント!】
訪問介護事業所は、介護が必要な高齢者の自宅へ訪問し、日常生活をサポートするサービスです。
利用者が可能な限り自立した日常生活を送れるように、身体介護、生活援助、通院等乗降介助を行います。
訪問介護員(ホームヘルパー)として働くには「介護職員初任者研修」を受講し、修了しておくことが必要となります。
訪問介護は、時間の融通が利きやすいため子育て中の方やプライベートを重視したい方に人気です。

デイサービス

デイサービス(通所介護事業所)は、12年目までは25~29万円台、最高額は15年目の32万5,230円、と他の介護施設と比べるとやや低めの給与水準となっています。
働く地域や持っている資格、経験によって給与額が決まるため、勤続年数には比例していません。
デイサービスの給与が他の施設より低めな理由には、介護度が比較的軽い方のケアであること、また日中の介護サービスで夜勤が無いことが挙げられます。
デイサービスで給与を上げたい方は、資格取得やスキルアップを考えるといいでしょう。

【施設のポイント!】
デイサービスは、自宅で暮らす要介護の高齢者が、日帰りで生活支援や社会的活動のために通う施設です。
一般的には時間割でプログラムが組まれており、食事や入浴介助、口腔ケア、レクリエーションなどを行います。
デイサービスでの勤務は、基本的に日勤のみで夜勤はなく、サービスの提供時間も決まっています。
土日祝日は休みの施設も多いため、プライベートの予定が立てやすくワークライフバランスを保って勤務しやすいのが特徴です。

小規模多機能型居宅介護事業所

小規模多機能型居宅介護事業所は、給与額は勤続年数によってバラつきがありますが、全体的に勤続年数が上がるにつれて給与額も上がっている傾向にあります。
介護職の平均給与(31万8,230円)を超えるのは、勤続15年目とやや遅めで、最高額は20年目以上の35万2,440円でした。
小規模多機能型居宅介護事業所では、多様なニーズに応じられるスキルや経験を身につければ、昇給も望めます。

【施設のポイント!】
小規模多機能型居宅介護事業所は「通い」「訪問」「泊まり」を組み合わせながら、利用者の要介護状態や希望に応じて、フレキシブルな介護サービスを提供します。
仕事内容は、食事、入浴、排泄、機能訓練、就寝準備、送迎など多岐にわたり、自宅での生活が継続できるように総合的にサポートします。
比較的に要介護度が低い利用者さんが多いため、肉体的な負担は他の介護施設と比べて少なめです。
利用者一人ひとりと蜜にコミュニケーションを取りたい方、利用者の要望・状況に柔軟に応えてあげたいと思っている方におすすめの施設といえます。

グループホーム

グループホーム(認知症対応型共同生活介護事業所)は、ほかの施設と比べて低めの給与水準となっています。
給与が30万円台になるのは勤続12年目あたりで、勤続14年目で介護職の平均給与額を越えます。
20年目以上になると35万470円とグループホームでの最高額になります。
グループホームは認知症ケアに特化しており、その専門性を反映して給与が設定されるケースが多く見られます。
そのため
勤続年数を重ねて昇給を待つよりも、専門性を磨くためのスキルアップに取り組み発揮することで、浅い勤続年数でも昇給が叶いやすくなります。

【施設のポイント!】
グループホームは、認知症の高齢者が専門的なケアや生活支援を受けながら共同生活を送る施設です。
5〜9人のグループを一つのユニットとし、個室のほか、食堂やリビング、キッチンなどの共用スペースが備えられていて、施設内は家庭のような雰囲気となっています。
おもな業務は、利用者の自立に寄り添いながら、料理・掃除・洗濯などの生活支援を行うこと。
グループホームは少人数制なので、アットホームな環境で働きたい方、利用者としっかりコミュニケーションを取りたい方におすすめです。

まとめ

給与額にも仕事内容にもそれぞれの特徴がある7施設。
皆さんが働いている施設や転職を考えている施設の給与額はどうでしたか?
今回、介護職の給与額を調べてみて「必ずしも勤続年数に比例するわけではない」ということが分かりました。
しかし、
勤続年数が短いよりは、15年・20年と長く勤めているほうが「給与額が高い」というのは、どの施設も同じ結果でした。
長く続けられる職場に出会うためには、給与だけでなく自分のやりがい・スキルに応じて、今後のキャリアを考えることが大切です。
「自分で考えるのが苦手……」という方は、介護ワーカーのキャリアアドバイザーに相談してみてくださいね。
介護・福祉職へ就職・転職をお考えの方は、ぜひ介護ワーカーにご相談ください!
電話で相談バナー