介護職をやめたい!理由や転職準備だけではなく仕事を続ける方法も解説!

「介護職をやめたい!他の業界へ転職しようかな・・・」と思っている方はいませんか。
様々な理由でやめることを判断する介護職も多いはずです。
ただ、やめたいと思っていても、介護の仕事を続けたいと思っている介護職もいるかもしれません。
そこで今回は、介護職をやめたい理由や元介護職がやめてよかったと思うこと、やめるかどうかの判断基準などについて解説します。
介護職を続ける方法についても解説しますので、最後までご覧ください。
介護職をやめたい理由
まず介護職をやめたいと思う三つの理由について解説します。
給与が安い
介護職をやめたいと思う理由の一つ目は、給与が安いことです。
介護職に給与を支払っている介護施設・事業所の収入は、介護保険制度における介護報酬のみです。
この介護職の給与の原資である介護報酬は法令に定められていて、介護施設・事業所が介護職の給与を増やしたくても増やせないのです。
実際に介護職の給与は全産業平均と比較すると、約4万円の差があると言われています。
近年の賃金改善政策で少しずつ給与が増えていますが、それでも介護職の不満は多いようです。
現在の賃金改善政策の介護職員処遇改善加算では、給料(基本給)・手当・賞与(ボーナス)のどの方法でも、給与の総支給額が増加すればよいとされています。
そのため、同加算を毎年度の昇給の原資に充てる介護施設・事業所もあり、「給与が増えた!」という実感がわかないようです。
サービス残業が多い介護施設・事業所もあり、「労働時間の割に給与が少ないな・・・」と介護職が思っても仕方がないのかもしれません。
職場の人間関係に疲れてしまう
介護職をやめたいと思う理由の二つ目は、職場の人間関係に疲れてしまうことです。
職員同士のコミュニケーションのズレが蓄積し、大きなストレスとなってしまうようです。
介護の仕事は職員同士の密なコミュニケーションを必要としますが、考え方や受け止め方の違いで少しずつズレが生まれてしまいます。
そのズレがどんどん蓄積し、職場の人間関係でのストレスになってしまうのです。
実際に介護職の退職理由でもっともの多いのが、「職場の人間関係」と言われています。
この人間関係のストレスで多くの介護職が「やめたいな・・・」と思ってしまうのです。
仕事が忙しすぎる
介護職をやめたいと思う理由の三つ目は、介護の仕事がとても忙しいということです。
介護職の仕事内容は多岐にわたっていて、それを少ない職員数でこなさなければなりません。
利用者様の食事・排泄などの介助、ベッドメイキング・掃除などの生活支援、介護記録の作成など、対応する仕事を上げたらきりがありません。
それらの仕事を少ない職員で対応しなければならず、体力がある介護職でも疲れ切ってしまいます。
そのような状況に嫌気がさして退職する介護職が増え、人手不足になってさらに忙しくなってしまう介護施設・事業所もあるようです。
介護職をやめた人が「よかった!」と思うこと
ここでは、他の業界への転職に成功した元介護職が満足している点について解説します。
前章の安い給与、人間関係での疲れ、忙しい仕事と対比しながら考えると、より理解が深まります。
余裕が生まれた
増えた給与や規則正しい生活によって、余裕のある生活ができてよかったと思うようです。
給与の低い介護業界から他の業種に転職することで、給与が増える元介護職がいます。
例えば、介護業界と同じように未経験者を歓迎している飲食業界では、東京都内で月給30万円以上の求人広告も見かけます。
深夜の勤務があるかもしれませんが、介護職ほどの変則勤務ではないので規則正しい生活も可能です。
増えた給与や規則正しい生活によって余裕が生まれると、仕事にやりがいを感じ、さらに給与が増えて良い循環が生まれるのです。
体調がよくなった
夜勤がある変則勤務がなくなって体調がよくなったと思うようです。
夜勤を含む変則勤務は、体内時計を狂わせ様々な精神的・身体的な体調不良をひきおこします。
介護職の中には「若い頃は平気だったけど30代後半になってから体調がよくない」という方もいます。
そのため、体調がよくなかった元介護職が他の業界へ転職することで、体調がよくなった実感するようです。
また、肉体労働の側面がある介護業務から解放されることで、多くの介護職が抱える腰痛・膝痛がなくなったりもします。
プライベートが充実した
平日勤務・土日祝日休みの職場へ転職することで、家族や友人との交流が増えてプライベートが充実したと思うようです。
特に入所施設の介護職は曜日に関係なく勤務するため、家族や友人と休みを合わせにくいという問題を抱えています。
平日勤務・土日祝日休みになることで、家族や友人とのショッピングや遊び、旅行などができてプライベートが充実します。
特に家族がいる方は家族サービスができ満足しているようです。
また、家族や友人と休みが合うことで、一人では体験しなかったスポーツや芸術、遊びなども体験できます。
介護職をやめるかどうかの判断基準とは
ここまで「やめたい理由」と「やめてよかったこと」について解説してきました。
介護職をやめて他の職種・業種へ転職したら、抱えている問題を解決できそうですが、続けることによるメリットも当然あります。
そこで介護職をやめるべきかどうかを決断できず迷ったときの判断基準について解説します。
ストレスが限界に
ストレスによって精神的・身体的に異変を感じるようになったら、介護職をやめてよいかもしれません。
過度のストレスは精神疾患の原因と考えられるからです。
うつ病を例にして考えてみましょう。
うつ病には、「一日中悲しく憂うつな気分が続く」「何もしても興味がわかない」「眠れない・眠りすぎる」などの症状があります。
これらの症状がある、または、近い症状がある介護職は、仕事をやめたほうがよいかもしれません。
ただ、自分で自分のことがよくわからないという方もいるでしょう。
そのような方は、労働安全衛生法のストレスチェックの結果や家族の意見など、客観的な「物差し」に頼ることも大切です。
生活できない
給与が安くて生活が苦しい場合は、介護職をやめてもよいでしょう。
生活ができないような給与の安さなら、介護職にこだわっていられないからです。
前述のように介護業界の給与は全業種の平均よりも低くなっています。
家族がいる介護職にとって給与の低さは、自分だけの問題ではないはずです。
体力やストレス耐性、コミュニケーションスキルが必要な介護職を経験したなら、どんな仕事にも耐えられるはずです。
自分にあった仕事を見つけて安心できる生活水準を手に入れましょう。
他の介護施設への異動ができない
最後は、他の介護施設・事業所への異動が難しい場合です。
給与は満足しているが、人間関係や仕事内容などで勤務している介護施設・事業所があわないということもあるでしょう。
そのようなときは他の介護施設・事業所への異動を願い出ましょう。
しかし、異動願いを提出しても様々な事情によって異動がかなわないこともよく聞く話です。
そのような場合は転職を決断してもよいかもしれません。
ただ、介護職への興味を失っていなくて、満足できる給与がもらえるようなら、他の介護事業会社への転職を考えてください。
これまでの介護職としてのキャリアが無駄にならずにすむはずです。
介護職をやめる前にこれだけはしておこう!
退職しようと思ってすぐに退職届を提出して、介護施設・事業所をやめてしまうのはやめてください。
やめる決断をした介護職は、退職後も安心して生活するために以下の行動を必ずしましょう。
- 就業規則を確認する(退職届を提出するタイミング・退職金・有給休暇など)
- 働かずに数か月暮らせる預貯金の確保(すぐに転職しない場合)
- 失業給付制度の確認(待機期間・金額が変わるため)
- 転職先の決定・入社日の確認(在職中に採用試験を受ける)
他の職種にも言えることですが、転職はしっかり準備をしてから進めることが重要です。
実はやめたくない!介護の仕事を続けるための方法とは
ここまで介護職をやめる前提で解説をしてきましたが、「実は介護の仕事が好きでやめたくない!」「やめたいがやめられない事情がある!」という介護職もいるでしょう。
介護の仕事を続けたい介護職の悩みと解決方法は以下のとおりです。
- 給与が低い:出世・資格取得による給与アップ
- 人間関係の悩み・痛み:同一法人の別の施設・事業所へ異動
- 抱えてしまうストレス:プライベートを楽しんでストレス解消
昇給や資格手当で給与を増やせるようなら、出世や資格の取得を目指してみましょう。
目指す資格としては介護福祉士やケアマネジャーなどがあります。
もし、出世や資格を取得しても給与が増えないことがわかっているなら、他の介護事業会社への転職を考えてください。
「職場の人間関係が嫌だ」「夜勤がつらい」「腰痛・膝痛がある」の場合は、同じ法人内の入所施設から通所事業所への異動を願い出ましょう。
異動することで問題を解決できる場合があります。
ストレスは抱えたままにしておくと仕事に集中できず、精神疾患の発症も考えられます。
ストレスはうまく解消することが重要で、プライベートを充実させることも一つの方法です。楽しめる趣味を見つけてプライベートを充実させましょう。
「介護職をやめたい」と思っている自分を客観視して行動しよう!
介護職をやめたい理由は給与の安さや人間関係の疲れなどで、介護職をやめてよかったと思うことは余裕が生まれたことや体調がよくなったことなどでした。
介護職をやめるべきかどうかの判断基準としては、ストレスが限界をこえたことや生活ができないことなどが考えられます。
また、介護職をやめると決断した方は、就業規則の確認や転職先を決めておくことなどを忘れないでください。
ただ、介護職をやめたくない方は、出世・資格取得による給与アップや同一法人内での異動などをして、介護職を続ける方向で努力してみましょう。






