【転職エピソード10】入社前に提示された条件と違ったので転職を考えるようになりました

更新日:2020年03月16日

公開日:2019年12月13日

転職エピソード10入社前に提示された条件と違ったので転職を考えるようになった23歳男性

おはようございます!介護ワーカー編集部です。
転職エピソード第10弾!
本日は23歳男性の体験談のご紹介です。

介護職の転職エピソード

Sさん:23歳/男性:2回目の転職
前職:工場勤務/社員
現職:病院/看護助手

介護職の転職エピソード/Sさんの場合

Sさん、この度はご転職おめでとうございます。

ありがとうございます。

よろしければ転職に至った経緯を教えていただけないでしょうか。

はい。少し緊張しています。

どうぞ、肩の力を抜いてくださいね。

入社前の条件と実際が全く違った

まず、前職と転職しようと思ったきっかけについてお聞かせいただければと思います。

はい。前職は工場でライン作業をしていました。きっかけは…そうですね…入社前に提示されていた条件と実際の条件がかけ離れていたのが一番の理由ですかね。

入社前に提示されていた条件と実際の条件がかけ離れていたといいますと…?

はい。入社前には手取りで20万円はあると聞いていたのに受け取った給料が13万円だったんです。給料明細を見たときは驚きすぎて言葉が出ませんでした。後からだんだん腹が立ってきて、怒りで手が震えていたことを覚えています。

提示の条件と随分かけ離れてますね…入職前に契約書はもらわなかったのでしょうか?

そういう書類系が苦手で、あまり確認せずに名前書いて印鑑押して提出してしまいました。。

書類が苦手…お気持ちは分かりますが今後の良い勉強になったのではないでしょうか。1番の理由が給料面とのことですが、2番目や3番目の理由もあるのでしょうか?

本当に良い勉強になりました。これからは絶対にきちんと確認しようと思いましたね。2番目3番目の理由としましては現場でのパワハラもきつかったです。なぜか私だけやたらと理不尽に怒られるんですよね。他の子が同じミスをしても怒られないのに、私だけ散々なことを言われていました。

Sさんは優しそうなので言いやすかったのかもしれないですね。とはいえ、言われるほうはつらいものがありますよね。

正直つらかったです。現場を離れた今ならおかしかったと判断もできるのですが、地方から出てきて単身生活をしている身としては簡単に仕事をやめるわけにもいかず、ただただ耐える日々でした。だけど我慢はやっぱり良くないですね。ある日限界が来たんです。

限界がきたとのことですが、具体的にお伺いしてもよろしいでしょうか。

はい。辞めると言い出せないまま1年が経ったある日の朝です。いつもの時間に通勤電車には乗ったのですが会社に行きたくなくて一駅で降りてしまいました。そのあとは意味もなく河川敷を歩き続けました。日が暮れてきてハッとなり、これはまずいことをしてしまったと思ったのですが限界だったんだなとその時にようやく気づきました。携帯電話の電源を入れると職場からの着信が大量で、それにも追い詰められてしまったので退職を決めました。

1年がんばられたのですね。そのときはもう体も心も限界だったのではないでしょうか。お話を伺う限り辞めるのも大変そうな印象があるのですが、辞められる時に一悶着はなかったのでしょうか?

限界だったと思います。それが思っているよりあっさりしていてすんなり辞めることができました。

それなら良かったですね。工場勤務から介護職に転職されて、業務内容がガラッと変わったと思うのですが、介護をやってみようと思われたきっかけがあったのでしょうか?

以前から介護や医療業界って安泰というイメージがありました。工場勤務でけっこうメンタルが削られていましたから、仕事をして給料をもらうことに変わりはないのだから、少しでも人の役に立つ仕事がしたいと思ったのがきっかけです。

人の役に立ちたいと思った

人の役に立ちたいという気持ちは素晴らしい心意気ですよね。とはいえ、異業種に転職するにあたり不安も大きかったのではないかと思うのですがいかがでしょう。

正直言うと不安しかなかったです。資格も持ってなかったですし私にできるのかな、大丈夫かな、と。それに介護業界ってまだまだ女性が多いじゃないですか。そんな中でやっていけるのかな?とは思っていました。ですが、最終的に不安よりもやってみたい!という気持ちのほうが勝ったんですよね。

なるほど・・・!現在は病院で看護助手をされていますね。

はい。無資格でも勤められるということで病院に就職しました。患者さんの身の回りのお世話や排せつ介助、食事介助、入浴介助などをおこなっています。体の大きな患者さんもいらっしゃるので、入浴介助や移乗の際に同僚から頼っていただけることもあるので素直にうれしいです。患者さんからの感謝の言葉をいただけるとがんばろうという力が湧いてきます。

素晴らしいです。待遇面ではいかがですか?

そうですね…。こちらもほぼほぼ希望通りといったところでしょうか。まだ転職して日が経ってないのでお給料は以前より少しアップしたくらいですが、夜勤が始まると手当てがつくので手取りが20万を超えることもありそうです。また、働きながら初任者研修の資格を取得するため、毎週土曜日は講義に行かせていただいています。

よかったです。働きながら資格を取得するのは大変ではないですか?

いえ、働きながら勉強ができるのはとてもありがたいです。現場でのなぜだろう?という疑問を週末に解消できる感じなので本当に楽しいです。資格取得のためにシフトも調整していただいているので本当にありがたいです。

未経験でも大丈夫。勇気を出してみてください!

最後になりますが、未経験から介護の業界に進もうか悩んでいる方に対してメッセージなどあればお願いします。

そうですね…。悩んでいるならぜひ一度やってみては!と思います。やってみて合わなければやめれば良いですし、私のように楽しく働ける可能性だってあります。目の前にりんごがあったとしても、それが甘いか渋いかって食べてみないとわからないじゃないですか。介護の仕事もそうだなって思うんです。経験してみないとわからないので、興味があるなら挑戦してみたら良いんじゃないですかね。

たしかにそうですね。色々とお話を聞かせてくださってありがとうございました。これからもお仕事がんばってください!

【編集部からの一言】
今回お話ししてくださったSさん。23歳とまだまだフレッシュで爽やかな好青年でした。工場勤務での大変な状況下から、人の役に立ちたいと介護職に転職され資格取得のために奮闘するSさんの横顔はとても凛々しかったです。年齢を重ねるにつれて新しいことを始めるときには躊躇してしまいますが、Sさんがおっしゃっていたように、リンゴは食べてみないと味がわからないので新たなことにも積極的にチャレンジしていきたいと思いました。Sさん、ありがとうございました。これからもがんばってください!編集部一同応援しています。

他の介護職の転職エピソードを見る

他の介護職の転職エピソードはこちらからご覧いただけます。

▼転職エピソード1
「介護職歴5年。責任だけが増えて給料はヘルパーと同等…先が見えないキャリアアップ」
▼転職エピソード2
「専業主婦歴約20年。未経験でも働きやすい場所で無理なく働ける?」 
▼転職エピソード3
「虐待が横行している職場から人間関係がいい職場へ転職したい!」
▼転職エピソード4
「希望とは裏腹に期待されないキャリアアップ」
▼転職エピソード5
「効率重視な職場にうんざり。利用者さんに寄り添った介護がしたい!」
▼転職エピソード6
「利用者さんと直接的に関わることが怖くなってしまった」
▼転職エピソード7
「上司に否定され続け、心が壊れそうになり転職を決意しました」
▼転職エピソード8
「上司と衝突。意見を尊重してくれる職場で働きたいと思った。」
▼転職エピソード9
「サービス残業の毎日。疲れ果ててプライベートまで影響が…。」

▼転職エピソード11
「指示がきつく精神的に追い詰められていった」 
▼転職エピソード12
「ギスギスした雰囲気に気持ちが暗くなっていく日々を終わりにしたかった」 
▼転職エピソード13
「新卒から13年勤めた施設を辞めました」

転職をお考えの方、まずは介護ワーカーまでお問い合わせください。
アドバイザーがご希望をお伺いし、あなたにピッタリの職場をお探しします。
お気軽にご相談ください。
★アドバイザーに相談する

※掲載情報は公開日あるいは2020年03月16日時点のものです。制度・法の改定や改正などにより最新のものでない可能性があります。

あなたにあなたにピッタリの求人をご紹介! 求人を紹介してもらう