更新日:2020年06月13日
公開日:2019年12月26日
介護の実務者研修を受講予定の方必見!
「研修にはいくらかかるの?」「どうやって応募したらいいの?」など様々な疑問が浮かんでくると思います。
そこで、実務者研修に関する費用や受講方法について詳しくリサーチしました。
これから実務者研修を受けようと思っている方はぜひ参考にしてみてください!
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はじめに、実務者研修の受講にはどのくらいの費用と時間がかかるのか見ていきましょう。
実務者研修を受講するにあたってかかる費用は、お持ちの資格や通うスクールによって異なります。
例えば、初任者研修(元ヘルパー2級)修了者であれば平均9万円~13万円。
介護職員基礎研修を以前取得している場合は平均3万円~5万円。
無資格の場合は平均10万円~20万円です。
実務者研修の受講期間は無資格者の場合、6ヶ月間が基本となっていますが、実施機関によって差があります。
長期間の研修になるため、働きながら資格取得を目指している方は、どうしても受講できない日が出てくるかもしれません。
そんな方のために、授業日をほかの日に振替えたり、受講期間を延長したりと自身の仕事に合わせて研修内容を変更できるスクールもあります。
実務者研修を受講する際にできるだけ費用をおさえたい方も多いはず。
その際、補助金や給付金が出ることをご存知でしょうか?
ここからはその補助金・給付金について詳しく紹介していきます。
■一般教育訓練給付金制度
厚生労働省が指定した実務者研修などの講座を受講・修了した場合、一定の条件を満たしていれば修了までに講座に支払った費用の20%が支給されるという制度です。
受講修了後、書類を居住地管轄のハローワークに提出するとハローワークから費用が支払われます。
なお、限度額は10万円です。
一定の条件とは?
・初めて制度を利用する場合 雇用保険の一般被保険者であった期間が1年以上である
・利用経験がある場合 雇用保険の一般被保険者であった期間が3年以上である
※原則として自営業や公務員の方などは対象となりません。
■職業訓練制度
この制度には公共職業訓練校と求職者支援制度があります。
働く意思と能力のある雇用保険被保険者または雇用保険受給者ではない方が求職していることを前提条件として支給条件を満たせば給付できる制度です。
支給額は月額10万円、通所手当もあります。
受給条件
・本人収入月8万円以下
・世帯全体の収入が25万円以下
・世帯全体の金融資産が300万円以下
・現在住んでいる場所以外に土地や建物を所有していない
・全ての訓練実施日に出席している(やむを得ない場合でも支給単位期間ごとに8割以上の出席率がある)
・世帯の中に同じ給付金を受給して訓練を受けている人がいない
・過去3年以内に、偽りや不正の行為で特定の給付金を受けたことがない
また、市区町村の自治体が受講費の一部を負担している場合もあります。
各自治体によって助成の内容は異なるので事前に調べておきましょう。
補助金を利用する時の注意
給付金などを受給する際には不正受給に気を付けましょう。
補助金の種類によって給付条件はそれぞれ違います。
もし条件を満たさずに申請して受給してしまうと返還を求められたり支給停止になりますので、条件を確認しておくことが大事です。
実務者研修を受ける際に資格は必要あるのでしょうか?
実務者研修を受講するためには、学歴などの特別な資格は必要なく、未経験の方でも受講が可能となっています。
しかし、すでに介護職員初任者研修を受講している場合やホームヘルパーの資格を取得している方は一部の科目の受講が免除されます。
一部の科目
・人間の尊厳と自立
・社会の理解|
・介護の基本|
・生活支援技術|
・生活支援技術||
・認知症の理解|
・障害の理解|
・こころとからだのしくみ|
・介護課程|
受講免除がある分、受講時間(450時間)が短縮されるメリットがあるので初任者研修の取得をしておくことをおすすめします。
ただし、スクールによって初任者研修を受講していないと受講できないこともありますのでご注意ください。
研修内容について詳しく知りたい方にはこちらのコラムもおすすめ!
<<知って損なし!介護福祉士実務者研修の内容を徹底調査!>>
実務者研修の資格を取得するためには、主にスクールに通いながら勉強するか、通信講座を受講するかの2つのパターンがあります。
しかし、実務者研修の実施機関によって、受講のスケジュールや申込方法、費用などには違いがあります。
そのため、実施機関のホームページを確認したり、資料請求をしたりして十分に情報収集をしてから、自身に合った受講方法で実務者研修に臨みましょう。
実務者研修の前に初任者研修を目指す方はこちらのコラムをご覧ください。
<<どんな資格?介護職員初任者研修を徹底調査!>>
実務者研修にかかる費用は持っている資格によって変わり、講座の受講のみで資格が取得できることが分かりました。
また、研修期間は約6ヶ月と長いため、現在働いているのであれば職場と相談してから申し込みをしましょう。
資格を取得するために補助金や給付金が出ることは、経済的にも精神的にもいいことだと思います。
この制度をうまく利用して実務者研修の資格取得を目指してみてはいかがでしょうか。
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■コラム「介護福祉士実務者研修ってどんな資格?徹底調査しました!」
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※掲載情報は公開日あるいは2020年06月13日時点のものです。制度・法の改定や改正などにより最新のものでない可能性があります。