介護職員の採用難を解決!効果的な人材募集方法とは!

公開日:2020年09月04日

更新日:2020年09月04日

採用難を解決しよう!介護人材の効果的な募集方法とは

全国各地、おそらくほとんどの介護事業所で抱えている問題、それは「人手不足」。
特に事業者や施設管理者の方々は、新規採用がうまくいかず頭を悩ませているのではないでしょうか?
 
本コラムでは、どうすれば応募者がきてくれるのか、採用がうまくいくのかについて徹底検証していきます。
少しでも採用のお役に立てたら幸いです。

介護業界が人材確保に苦戦する要因

多くの介護事業所が人手不足の課題を抱えています。
人手不足が続く背景にはどういった理由が考えられるのでしょうか?

介護人材の採用が困難

介護労働安定センターによる介護事業所への調査結果では、人員不足の理由として『採用が困難である』という回答が全体の90%と圧倒的な数字となっています。
次に、『離職率が高い(定着率が低い)』が18.4%という結果でした。

人手が不足している理由

出典:令和元年度 介護労働実態調査結果について|介護労働安定センター

なぜ採用が困難なのか

採用が困難な理由は、応募者が少ないためです。
労働環境は改善されてきているとはいえ、介護業界に対する印象はやはりまだまだよくありません。
特に「キツイ、汚い、危険」といういわゆる3Kの仕事であるとか、給料が安い(業務内容に見合わない)といったマイナスイメージを持つ方が多く、求人数に対して応募者数が非常に少ないという現状があります。
 
令和2年5月の平均有効求人倍率(職業計)が1.02倍なのに対して、介護サービス業だけでみた場合の有効求人倍率は4.15倍となり、極めて高くなっています。
現状、日本の雇用情勢は決していいとはいえず、今後もしばらくは下降傾向になることが予測されていますが、そんな中でも介護業界の有効求人倍率は高く推移しており、需要と供給のバランスが取れていないことがわかります。

出典:一般職業紹介状況(令和2年5月分)について|厚生労働省


また少子高齢化にともない、高齢者の人口が増える一方で、労働人口は年々減少していることも理由の1つです。
2025年には総人口の30%、また第二次ベビーブーム期に生まれた世代が65歳以上となる2040年には総人口の35%の人々が高齢者になると推計されています。
 
介護業界の人手不足は今後も続き、職員の新規採用もより一層困難に。
貴重な介護人材はどの事業所でも取り合いのような状態になっていくことが予想されます。

なぜ離職率が高くなるのか

次に「離職率が高い」という要因についてです。
 
早期離職となる大きな要因は、事業所側と求職者の入職イメージのミスマッチによるものが大きいでしょう。
 
希望していた仕事内容と違った。
想像していた雰囲気と違った。
職員一人当たりの業務負担が大きすぎる。
余裕がなく人間関係がギスギスしている。

 
といったような、入職前に抱いていたイメージと入職後に知る現実とのギャップから早期離職につながっていると考えられます。
 
以上のことから、
・求職者へのリーチを最大化することで応募者を増やしていく
・採用のミスマッチを減らし、職員の定着とレベルアップを図る

ことで、人材確保につなげていけるのではないかと考えます。

いい介護人材を採用するには

とはいえ、これらはそれほど簡単に解決できる問題ではありません。
ここまで読まれて「じゃあ具体的にどうすればいいの?」と思われている方も多いのではないでしょうか。
 
まずは「離職につながる原因」と「求職者が職場に求めていること」を明確にし、そこからギャップを埋めていく方法、さらに効果的な人材募集の方法について考えていきたいと思います。

離職原因は何か?

介護職員が離職する原因を見ていきましょう。

前職を辞めた理由

出典:令和元年度 介護労働実態調査結果について|介護労働安定センター 
 
こちらのグラフは、介護労働安定センターの令和元年度介護労働実態調査による「前職をやめた理由(前職の職種は介護職に限らない)」です。
 
最も多かった回答は「結婚・妊娠・出産・育児のため」で主に女性の離職要因となっています。次に「職場の人間関係に問題があったため」が 16.3%、「自分の将来の見込みが立たなかったため」が 15.6%と続きます。

男性だけで見ると「自分の将来の見込みが立たなかったため」が 29.1%と最も高い理由となり、給料アップやキャリアアップの難しさから離職するケースが多いようです。
 
さらに「収入が少なかったため」が12.3%、「他にいい仕事・職場があったため」が11.5%という理由が挙がっています。

有効求人倍率からもわかるように、介護職は他職種より求人数が多いため、「不満がある職場で働くよりはもっといい職場で働こう」と気軽に転職を検討できることも離職されやすいひとつの要因ではないかと考えられます。
 
わざわざ時間や費用をかけて新規採用をしても、すぐに離職されてしまっては元も子もありません。
入職前のコミュニケーションや事業説明に加えて、入職後のフォローや労働環境改善も重要となるでしょう。
 

介護職員が職場に求めることは?

介護職員が職場に求めることとは?

次に介護職員は職場にどのようなことを求めているのかをみていきたいと思います。

同調査による『現在の仕事を選んだ理由』では、「働きがいのある仕事だと思ったから」が 49.8% と最も高く、次いで「資格・技能が活かせるから」が 36.2%、「人や社会の役に立ちたいから」「今後もニースが高まる仕事だから」「お年寄りが好きだから」といった回答が多く、やりがいを求めて介護の仕事を始められる方が多いことが特徴です。

『今の法人を選んだ理由』としては、それらに「通勤が便利だから」「労働日、労働時間が希望と合っているから」といった物理的な理由が加わります。
給与水準や子育て支援の充実、教育研修の充実などを理由に選んだという人はほんのわずか。

前職の退職理由の一位が「結婚・妊娠・出産・育児のため」、また上位に「収入の少なさ」「将来のなさ」のような回答があることを考えると、こういった待遇や人材育成の部分を改善することが他事業所との差別化になり、求職者に選んでもらえるポイントになるのではないでしょうか。

そして『今の仕事や職場に対する考え方』については、「利用者の援助・支援や生活改善につながる」が 41.7%と最も高く、次いで「専門性が発揮できる」が 35.5%、「仕事が楽しい」が 29.8%、 「福祉に貢献できる」が 28.7%、「自分が成長している実感がある」が 26.3%と前向きな回答が上位に挙がっています。

しかし一方で、「業務改善の機会がある」「法人や上司から働きぶりが評価される」「期待される役割が明確である」といった回答数は少なく、マネジメントや雇用管理が十分に行き届いていない可能性も考えられます。
キャリアに応じて役割を与えたり、評価制度を整えるなど、職員のモチベーションを上げる工夫が必要でしょう。

介護職員が抱えている悩み・不満・不安

続いて、介護職員が日々感じている不満や悩みはどういったことなのでしょうか。
上位5位を項目別にご紹介していきます。


■労働条件などの悩み、不安、不満
1位:人手が足りない

2位:仕事内容のわりに賃金が低い

3位:身体的負担が大きい

4位:有給休暇が取りにくい

5位:精神的にきつい



■職場での人間関係などの悩み、不安、不満
1位:部下の指導が難しい

2位:自分と合わない上司や同僚がいる

3位:ケアの方法等について意見交換が不十分である

4位:経営層や管理職等の管理能力が低い
    業務の指示が不明確、不十分である

5位:上司や同僚との仕事上の意思疎通がうまくいかない



■利用者及びその家族についての悩み、不安、不満
1位:利用者に適切なケアができているか不安

2位:利用者と家族の希望が一致しない

3位:介護事故で利用者に怪我をおわせてしまう不安がある

4位:利用者は何をやってもらっても当然と思っている

5位:利用者の家族が必要なサポート・理解をしてくれない

これらが職員が日々感じている悩みや不安です。
上記以外にも詳しく記載されていますので、ぜひ参考にしてみてください。
出典:介護労働安定センターの令和元年度介護労働実態調査
 
事業所がよかれと思って実施している取組みと、職員が求めていることがズレている場合もあります。
現場で独自にアンケートをとってみたり、個別にヒアリングするのもよいでしょう。
時間や労力はかかりますが、こういった職員の声を聞き環境改善していくことで、職員の満足度が高まり介護職員の離職防止につなげられるのではないかと思います。
 

介護人材の採用・定着のために気をつけたいポイント

採用・定着のために気をつけたいポイント

求めている人材を採用し、定着してもらうために、面接時、選定、入職後において気をつけるべきポイントがあります。

■面接

求職者に対して、
・求める人物像
・事業所の理念や職員に持ってもらいたいマインド
・身につけてもらいたい能力
・職場の雰囲気
・業務の流れ

などを丁寧に伝えてください。
 
特に未経験者の場合は、介護の仕事に対するイメージができていないことが多いです。不安も抱えているでしょう。入職してから「こんなはずじゃなかった」というミスマッチが起こりやすいため、施設見学に時間をかけるなど、特に丁寧に進めてください。
求職者の疑問や不安を面接時にヒアリングしてあげることも非常に重要です。
安心して入職してもらえるように、研修やフォロー体制が充実しているといったことも伝えましょう。
 
経験者や有資格者の場合は、やはり未経験者よりも入職のハードルが高くなります
待遇や条件面なども多事業所と比較されやすいでしょう。
前職の退職理由や介護の仕事に対する思いや今後のビジョンなどを面接で聞いたうえで、求職者のニーズに合致するポイントをアピール。入職後のイメージができるように具体的に伝えましょう。

■選定

納得のいく人材を選びましょう。
そのためにも採用基準を明確にし、面接者ごとに判断基準にばらつきが出ないようにしてください。採用担当者が複数いる場合は、必ず採用基準の目線合わせをしておきましょう。
面接しながらチェックしていけるように、評価項目リストなどを作成しておき、選考時の判断材料にします。
 
また、選考はできるだけ早く行う方がよいです。日にちが開き過ぎると気持ちが変わってしまうかもしれません。
求職者が複数面接を受けている場合、他事業所に決められてしまうことも考えられます。
スピーディーに進めましょう。
 
そして、入職までに期間が空く場合には入職前のオリエンテーションや研修を実施するなど、内定辞退が出ないように定期的に連絡を取ることがおすすめです。

■入職後

採用後の早期退職を防ぐために円滑なコミュニケーションをとっていきましょう。
経験者・未経験者問わず、業務や人間関係において何か困っていないか、様子に変化はないか気にかけてあげてください。
 
介護労働実態調査結果の事業所アンケート結果においても、「早期離職防止や定着促進に最も効果のあった方策」として、職場内のコミュニケーションの円滑化を図っている(定期的なミーティング、意見交換会、チームケアなど)という回答が最も多くありました。
このことからもコミュニケーションがいかに重要かということがうかがえます。
 
新人職員の方から気軽に相談できるような雰囲気を作っていくことが大切です。

介護職員の募集方法とは

利用率の高い求人サービス

さて、本題の新規採用をどのように増やしていくかという点についてです。
 
介護業界ではどのように職員の募集・採用を行なっているのでしょうか?
厚生労働省による「職業紹介事業に関するアンケート調査」では下記のような結果が出ています。


<介護分野の職業紹介について>

■利用した採用方法(事業所調査)
・民間職業紹介事業者
・公共職業安定所
・ナースセンター
・社会福祉協議 会
・インターネットやSNSの求人情報サイト掲載
・求人情報誌掲載
・新聞広告掲載
・特別の法人等 (地方公共団体、 商工会議所等)
・学校等 (大学、 看護学校、専門学校等)
・直接募集
・縁故
・その他

参考:「職業紹介事業に関するアンケート調査」厚生労働省

その中で特に利用率が高いのは
1位:公共職業安定所
2位:民間職業紹介事業者
3位:インターネット・SNSの求人情報サイト掲載
4位:直接募集
5位:縁故(紹介)

でした。

それぞれにメリット・デメリットがありますが、最もよい方法はコストがかからず、職場の雰囲気も伝わりやすい縁故(紹介)ではないでしょうか。
実際に介護業界は知人の紹介で入職する方が多くいらっしゃいます。

雰囲気なども理解し納得したうえで入職している分、早期離職につながりにくいと考えられます。
とはいえ、人手が足りない時にたまたま紹介してもらえるという都合のいい話がいつもあるとは限りません。

また、4位の直接募集もお金をかけずに採用できるメリットは大きいですが、アピールできる求職者数はどうしても少なくなってしまうというデメリットもあります。
 
多くの事業所では、ハローワークや求人情報サイトなどを利用して募集を行なっています。
それでも採用が困難な場合に民間の職業紹介を利用しているというケースが多いようです。

ハローワークは「無料で求人募集ができる」
求人情報サイトは「多くの求職者からの応募を期待できる
民間職業紹介事業者は「確実かつスピーディーに人材を紹介してもらえる

といったメリットがあります。

効果的な人材募集方法

一方求職者はどのようにして仕事探しをしているのでしょうか?
求職活動に当たって主に利用されているのは下記のような方法です。
 
<求職活動に当たって利用した方法>
・公共職業安定所
・インターネット・SNSの求人情報サイト
・民間職業紹介事業者 
・ハローワークインターネットサービス
・求人情報誌
・知り合い等の紹介

 
事業者側がよく利用している媒体と大きなズレはありません。
 
最新の求人を手軽に検索できたり、施設や事業所の詳しい情報を知ることができるといった理由から「インターネット・SNSの求人情報サイト」や「民間職業紹介事業者」が人気のようです。
 

これらの方法は、求職者側だけでなく事業者側にも大きなメリットがあります。
まずはなんといっても大勢の求職者にリーチできるという点。
求人サイトの運営会社や人材紹介会社が、事業所の雰囲気やアピールポイントなどの情報をまとめて、大多数に発信してくれます。
 
さらに民間の人材紹介会社の場合は、採用にかかる時間を大幅に短縮することができるというメリットがあります。
面接のセッティングや条件交渉など、採用に必要な業務は人材紹介会社が求職者との間に入って行います。希望条件にあった求職者を厳選して紹介してもらえるのでミスマッチが起こりにくいことが特徴です。
 
当「介護職お役立ちコラム」を運営している弊社・カイゴWORKERも介護業界の人材紹介会社の一つです。
サービス利用の初期費用は一切かかりませんので、採用にお困りの担当者さまはぜひお気軽にご相談いただければと思います。
 
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このように職員の募集にあたって利用できるサービスは色々あります。
ご存知でなかったサービスがもしあれば、この機会にぜひ検討されてみてはいかがでしょうか?

まとめ

介護業界が常に人手不足である主な理由は
・応募者が少ない
・早期離職が多い

です。
 
その背景には
・介護業界の印象の悪さ
・労働人口の減少
・事業所と求職者の入職イメージのミスマッチ

などがあります。求職者へのリーチを最大化することで応募者を増やし、採用のミスマッチを減らしていくことが重要となります。
 
そのためにも、
・職員の不満や要望をしっかりと把握して環境改善を図ること
・様々なサービスを活用して募集すること
・事業所全体で面接・採用時・入職後までの体制を整えていくこと

が効果的といえるでしょう。

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