更新日:2023年04月09日
公開日:2019年07月29日
介護業界の面接で、好印象を与えられるポイントをお伝えします。
「ちゃんと話せるかな?」
「専門的なことを聞かれたらどうしよう…」
未経験での応募の場合は特に、面接に対する不安が大きいのではないでしょうか?
本コラムでは、介護職未経験の方でも安心して面接に臨めるように、
●介護職の面接で重視されるポイント
●面接での基本のマナー
●印象アップできる話し方や振る舞い
●マイナス印象になってしまう言動
について書いています。
1.身だしなみに清潔感はあるか
2.礼儀正しく、基本のマナーを持ち合わせているか
3.履歴書が丁寧に書けているか
4.話すときの表情や口調は明るいか
5.聞かれた質問に対して的確に答えられているか
介護業界の面接では、経験やスキル以上に基本のマナーや礼儀、第一印象が重視されます。
なぜなら、面接で見極めたいポイント「高齢者の世話、介助を任せられそうか」「高齢者や介護が必要な方の尊厳を守り、いい関係を築いていけそうか」という点を判断するにあたり、あなたの「人間性」が非常に重要な項目になるからです。
経験やスキル以前の、「礼儀」「マナー」「人柄のよさ」が備わっていなければ介護職員としては不採用となってしまいます。
それではどういった点に気をつけるべきか、基本のマナーと印象アップのポイントを解説していきます。
ビジネスマナーができているかどうかは、どの業界の面接でもチェックされる項目。社会人としての最低限のマナーは身に着けておきましょう。
介護業界の面接では身だしなみに個性や派手さは不要です。できればスーツ着用がよいでしょう。
もしスーツがなければ、落ち着いた色、清潔感のある服装を心掛けること。たとえアルバイト面接であっても、Tシャツ、デニム、スウェット カジュアルすぎる服装は避けたほうが無難です。
女性は派手な服装・メイク・アクセサリーはNG(結婚指輪はOK)です。ナチュラルメイクで、髪は長ければまとめましょう。
・服装やメイクが派手
・身だしなみが汚い、不潔
・においがする。
体臭・口臭、きつい香水の匂い
・長い髪をまとめていない
面接の服装・身だしなみに関してはこちらもご覧ください。「面接での身だしなみ」
当然ですが面接の時間は厳守、5分~10分前に着いているのがベストです。遅刻した時点で不採用になることを覚悟しましょう。
先方の都合があるため、約束の時間より早すぎてもいけません。余裕を持って早めに到着するように行動したほうがいいですが、約束の時間までは近くで時間をつぶして待ちましょう。
面接場所の近隣、施設内のお手洗いや喫煙所などでの行動には注意が必要です。
誰に会うか、誰に見られているかわかりません。
面接直前の食事・喫煙は避け、携帯電話やスマートフォンの操作、通話は施設内では控えましょう。お手洗いでの化粧直しも軽く整える程度に。
・施設内のお手洗いで本格的に化粧をする
・施設内で通話、携帯電話を触っている
・面接までの待ち時間に片足立ちで立っている
・面接に遅刻する
履歴書は読みやすい字で丁寧に書くこと。志望動機や自己PR欄はしっかり埋めてやる気をアピールしましょう。そして必ず3か月以内に撮影した証明写真を貼ってください。
書き間違えた場合は修正テープやボールペンで消さずに、新しいものに書き換えます。同じ履歴書を使いまわさずに、受ける施設ごとに毎回準備してくださいね。
・字が汚い
・履歴書に汚れがある
・空白が多い(志望動機や自己PR)
・写真がない
履歴書の詳しい書き方はこちらをご覧ください。「履歴書完全マニュアル」
所作や言葉遣いは、普段のクセがつい出てしまいやすいので特に意識しましょう。
程よい緊張感を持ち、気を抜かないようにしてください。
以下、細かいポイントをお伝えします。
まず、「ご着席ください」と言われるまでは座りません。「どうぞ」と促されてから、「失礼します。」と言って腰掛けます。
着席中の基本姿勢ですが、椅子の背もたれは使わずに背筋を伸ばしましょう。両足は揃え、手は左手を上にして重ね、太ももの上に乗せます。
履歴書や資料を面接官に渡すときは両手で、面接官の方に天地を合わせて渡してください。
話すときの表情は明るく、はきはきと話します。必ず敬語で、丁寧な言葉で話してください。
・髪を触る
・貧乏ゆすりをする
・足を組む
・猫背、姿勢が悪い
・敬語ではなくタメ口や略語を使う
・「えーっと」「あのー」などを連発する
・「私はー」「○○でー」と語尾をのばして話
す
・声が小さい、ぼそぼそ話す
・目を合わせない
・質問に対してまともに答えられない
以上が、面接における基本のマナーです。
社会人として基本的なことばかりですので、「できて当たり前」と思われた方もいるかもしれませんが油断は禁物です。
日ごろ無意識でやっているクセが、マイナス評価になってしまうことも。今一度自分のクセや行動をチェックしてみましょう。
基本のマナーをマスターしたら、さらなる印象アップを目指しましょう。
面接官に好印象を与えられるポイントをまとめました。
「ご着席ください」と言われた時、「失礼します。」と言って座るのは普通です。
「はい、本日はお忙しい中お時間を頂戴しましてありがとうございます。」と一言添え、「失礼します。」と一礼してから着席すると好印象です。
ただし棒読みになってしまっては逆効果。自然にさらっと言えるのが好印象です。
面接が終わって退室する際も、必ず「本日はありがとうございました。」と一礼して退室しましょう。
介護業界の面接では「この人は明るく楽しく働いてくれそうだな」と思ってもらえるかどうかがポイント。そのためにも、表情や声のトーンは重要です。
口角を上げ、面接官と目線を合わせて明るく話しましょう。そして面接官が話すときは、真剣な表情で聞きましょう。気を抜くと口角が下がったり、口が空いたりするので注意してください。
面接のときだけやろうと思っても急にできることではありません。日頃から目力や表情筋を意識して鍛えておくとよいでしょう。
何より大切なことは、はきはきと話すことです。相手にしっかりと届き、心地よく聞こえる声量とトーンで話しましょう。
聞かれた質問に対しては端的に、論理的に話すよう心掛けてください。表情やジェスチャーを使いメリハリをつけて話すと、リズムが生まれて聞きやすくなります。
介護職未経験で自信がない場合でも、「声が小さい」「語尾が聞こえない」とならないように気をつけましょう。
質問への回答は前向きな内容で着地させると好印象。介護業界の面接で最も重要なのは、介護の仕事に対する「やる気」と「熱意」。
たとえスムーズに話せなくても前向きな気持ちで「頑張ります!」とアピールしましょう。
面接が不安な方は、一度介護ワーカーにご相談ください。
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介護業界で面接官がチェックする5つのポイント
●身だしなみに清潔感はあるか
●礼儀正しく、基本のマナーができているか
●履歴書が丁寧に書けているか
●話すときの表情や口調は明るいか
●聞かれた質問に対して的確に答えられているか
介護の仕事には経験やスキルだけでなく「人柄の良さ」も必要。
そのため、面接では基本のマナーや礼儀、第一印象も重視されるポイントです。
面接はうまく話すことがすべてではありません。無意識のクセや気を抜いているときの表情、面接前の行動もチェックされていると心得て、十分に注意しましょう。
「自分をよく見せなきゃ」とガチガチにならず、程よい緊張感を持って面接に臨むこと。
面接官の質問には明るい表情ではきはきと答え、未経験でもやる気をしっかりとアピールし、採用を勝ち取りましょう。
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※掲載情報は公開日あるいは2023年04月09日時点のものです。制度・法の改定や改正などにより最新のものでない可能性があります。