高齢者の認知症予防や脳トレに、折り紙が効果的という話は有名です。考えながら取り組めることに加えて、指先を使うことで脳の働きの活性化が期待できます。
デイサービスや介護予防サービスなどでは折り紙のレクリエーションを取り入れているところも多いのではないでしょうか。
今回は夏や海を連想させる「カニ」の折り方です。
比較的簡単に作れる平面のカニと、少し難易度の高い立体のカニ、2種類の折り方をご紹介します。
ぜひ皆さんで楽しんでください!
【平面】折り紙で作る簡単なカニの折り方
まずは、簡単に作れる平面のカニの折り方からご紹介します。
用意するものは、折り紙1枚です。
下記の作り方を見ながら、まずは職員さんがチャレンジしてみてください!
①折り紙を半分に折って、十字に折り目をつけます。
②左右の端を中心の折り目に合わせて折ります。
③左右が折れたら、次は上下の端を中心の折り目に合わせて折りましょう。
④下側の折り紙を開いて、平らにつぶします。
⑤同じように、上側も開いて平らにつぶします。
⑥右上と左上を、それぞれ持ち上げて斜め上方向に折ります。
⑦右下と左下も、それぞれ斜め上方向に折ります。
⑧右下と左下で折った端を、下に真っすぐ折り返します。
⑨一番下の部分を、上に向かって折ります。
⑩裏返して、カニの目を書いたら完成です!!
【立体】ちょっと難しい!折り紙のカニの作り方
次は、少し難易度の高い立体のカニの折り方です。折り紙1枚とハサミを用意してください。
ハサミの作業は危ないようであれば職員が代わりに行いましょう。
平面のカニよりも複雑になりますが、その分できた時の達成感があるのでぜひ挑戦してみてください。
① まずは対角線上に2回山折りをして、次に縦横に2回谷折りをして折り目をつけてください。
②折り目に沿って、折り紙を折りたたんでいきます。
一見複雑そうに見えますが、最初の山折りと谷折りを間違えなければ、自然とこの形(写真下)に折りたためます。
③ 左右の端を中心に合わせるようにして折ります。
④左右どちらかを写真のように開き、折り目に合わせて平らにつぶします。片側ができたら反対側も同じように折ります。
⑤白い部分が見えないように、一枚めくると写真(上)のようになります。
その状態で裏返して、③と④の工程を裏側にも行います。
そうすると、写真(下)のようにコンパクトな形になります。
⑥1枚めくって白い部分が見える状態にしたら、左右の端を中心に向かって合わせます。
⑦開いて、上の折り目(点線部分)に合わせて折り上げます。
⑧ ⑦の状態から中央の線に沿って、折り紙をつぶすと、このような形になります。
⑨1枚めくって白い部分が見えるところで、⑦の工程をもう一度行います。全部で4回繰り返したら、下のような画像の形になります。
⑩次に、ハサミで中央より下の部分を切ります。繋がっている部分全てに切込みを入れると、バラバラの足のような仕上がりになります。
⑪次に、左右の端を中央の線に合わせるように折ります。これを他の面でも行うと、写真(下)のよう形になります。
⑫写真(上)の状態になるように1枚めくり、1番前にある足を後ろ側に折ります。
⑬次に裏返して、一番前にある足を横に向くように折ります。
そして1枚めくってまだ折っていない足を折ります。全ての足がそれぞれ重ならないように折ると、写真(下)のようなカニの足になります。
⑭下の6つの足の先端を折ります。そして、ハサミで点線部分の位置2カ所に切り込みを入れます。
⑮切り込みを入れた箇所より上の部分を後ろ側に折ります。そして、上の2本の足を内側に折ったら、カニの完成です!!
立体のリアルなカニができました!
動画でカニの折り方を見る
まとめ
介護のお仕事は介護ワーカー!