更新日:2019年10月31日
公開日:2019年10月03日
静岡県では全国に先駆けて介護職の労働環境の改善に向けた取り組みが行われています。
日々、現場で試行錯誤している皆さまが少しでも良い環境で働くことができるよう静岡県の介護職の求人事情について耳寄りな情報を集めました。
静岡県の人口は2019年8月現在375.1万人です。
そのうち65歳以上の高齢者は108万人、うち75歳以上の高齢者は55万人で全体の約2割強が高齢者です。
南伊豆町では人口の半数が65歳以上と高齢化が進んでいます。
一方で介護職員の人数は48,183人と非常に少なく、これから迎える超高齢化社会をどう乗り越えるかが課題です
全国的に介護人材は不足しており、単純計算ではありますが5万人で108万人を支えるということは無理がありますよね。
第7期介護保健事業計画に基づく介護人材の必要数によると、2025年には6.4万人の需要に対し、5.6万人の供給見込みとなっています。
参照:第7期介護保険事業計画に基づく介護人材の必要数(都道府県別)
高齢者の全員が要介護の高齢者ではありません。
元気な高齢者の方ももちろんいらっしゃいます。
そこで政府は元気な高齢者が介護助手として高齢者を支える仕組みを考えました。
元気な高齢者が介護助手として働くことで雇用が生まれ、施設にも助成金が支給される仕組みが創設される見込みです。
参照:元気高齢者の介護助手事業について 全国老人保健施設協会
静岡県では独自のキャリアパス制度を展開していたり、離職した人材に向けて再就職準備資金貸付制度を行っていたり、県を上げて介護職の処遇の改善に取り組んでいます。
そちらの説明の前に、県内の介護職の募集職種や施設形態から確認していきましょう。
介護ワーカーでは2019年8月現在、静岡県内でおよそ1100件以上の求人があります。
半数以上をホームヘルパーの求人が占めており、自宅で生活している高齢者の生活をサポートする人材を求めています。
ホームヘルパーに比べると少なくはなりますが、グループホームやデイサービス、介護老人保健施設や特別養護老人ホームの求人も静岡県内の各エリアに求人があります。
★静岡県の求人を見てみる
静岡県では「介護職員の賃金水準向上の取り組み」として、介護施設等へのキャリアパス制度の導入を推進しています。
福祉施設介護員と全産業の平均賃金は10万円程度の格差が生じていることが離職率にも繋がっていると考えられているため、キャリアパス制度を導入することで職員の勤労意欲の向上、定着率の向上による給与水準の向上、ひいてはサービスの質の向上につながることをねらいとして導入されました。
詳しくは静岡県HPをご覧ください。
静岡県 介護職員の賃金水準向上の取り組みについて
介護福祉士等修学資金貸付制度を知っていますか?社会福祉協議会が独自に行っている制度です。
介護保険サービス事業所で介護職員としての実務経験が1年以上ある 方で、再就職するまでの期間が半年以上あり、静岡県内に所在する介護保険サービス事業所に介護職員等として再就職さ れる方に、 最大40万円(1人当たり1回限り)を貸付てくれます。
2年間同施設で就労すると返還が免除されます。
貸付にはその他にも基準が設けられているので、詳しくは静岡県の社会福祉協議会にお問い合わせください。
静岡県で介護職として働くおすすめのポイントはやはり・・・
・独自のキャリアパス制度を導入していること
ではないでしょうか。
介護職は給料が上がらないことがキャリアを重ねていく上で悩ましい部分ですが、静岡県の独自のキャリアパス制度が設けられていることにより確実に昇給されることが最初から提示されています。
もちろん法人内の人事考課制度に基づいて評価が行われますが、他の産業に比べて著しく低い介護職の待遇を県が力を入れて改善しようと始めた取り組みですので信頼性も高いです。
静岡県は施設の数が多いことから、自身のライフスタイルに合わせた働き方が可能です。
静岡県での転職をお考えの際はぜひ介護ワーカーをご利用ください。
「今よりも給料を上げたい」
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※掲載情報は公開日あるいは2019年10月31日時点のものです。制度・法の改定や改正などにより最新のものでない可能性があります。